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Google、Androidアプリ統合開発環境「Android Studio 1.0」正式版を公開

 Googleは8日、Android向けアプリの統合開発環境「Android Studio」の初の安定版リリースとなるバージョン1.0を公開した。Windows版、Mac版、Linux版が用意されており、Android Developersのサイトからダウンロードできる。

 Android Studioは、Java言語などの統合開発環境として人気の高い「IntelliJ IDEA」(コミュニティエディション)をベースとした、Androidチームが公式に提供する統合開発環境。2013年5月の「Google I/O 2013」で発表され、開発が進められてきたが、今回、初の安定版リリースとなった。

 Android Studioでは、インテリジェントなコード編集機能や、アプリで利用する文字列の国際化(翻訳)管理機能、アプリのレイアウトを複数の画面サイズや言語など一覧できる機能、メモリの使用状況を確認できる機能などを搭載。Eclipseからのプロジェクトインポート機能なども備える。

 Googleでは、今後も開発環境を改善していくため、開発者からのフィードバックを求めている。Android Studioは、ウェブブラウザーのGoogle Chromeと同様に、Stable(安定版)のほか、Beta(ベータ)、Dev(開発版)、Canary(最新ビルド版)の各チャンネルが公開されている。

インテリジェントなコード編集機能が利用可能
アプリで利用する文字列の翻訳を管理できる
アプリのレイアウトを複数の画面サイズや言語などで一覧できる
時間とともに変化するメモリの使用状況を確認できる

(三柳 英樹)