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Google、定額制音楽サービス「All Access」やアプリ開発統合環境を発表

 米Googleは、サンフランシスコで開発者イベント「Google I/O 2013」を15日から17日にかけて開催している。初日の15日には基調講演などで多数の発表が行われ、Android関連では定額制音楽サービスの提供や、開発者向けの新ツール「Android Studio」などが発表された。

 新たに発表された「Google Play Music All Access」は、月額9.99ドルの定額制で音楽が聴き放題となるサービス。Googleでは、「ユーザーが好みの楽曲やアーティストによるラジオ局を作ることができるサービス」と説明しており、ユーザーの好みに合わせたおすすめの楽曲や、専門家によるレコメンデーションを見ることが可能。ユーザーが保有している楽曲のコレクションと統合して、2万曲までをクラウド上に保存して聴くこともできる。

 Google Play Music All Accessは、現時点では米国のみでサービスを提供。最初の1カ月間は無料で、6月30日までに登録すると月額7.99ドルで利用できる。

 開発者向けプラットフォーム「Google Play Services」の新機能としては、ゲームアプリ向けにランキング機能やクラウドへのセーブ、リアルタイムマルチプレイ機能などを提供する「Google Play games services」や、プッシュ通信機能を提供する「Google Cloud Messaging」などを発表した。

 開発者向けには、Androidアプリを開発するための統合環境「Android Studio」の提供も発表。チェコのJetBrainsが開発した「IntelliJ IDEA」をベースとした開発環境で、現時点では早期プレビュー版(バージョン0.1)が無償でダウンロードできる。

 このほか、サムスンの「Galaxy S4」をGoogle Playでも6月26日から販売(649ドル)することや、教育期間向けのストア「Google Play for Education」などが発表された。

(三柳 英樹)