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フレッツ卸による「U-NEXT光」2月1日開始、U-mobileのLTE使い放題2回線とのセットでは月額8000円から
（2015/1/28 16:35）
株式会社U-NEXTは、NTT東西の光回線卸「光コラボレーションモデル」の提供を受けて、自社ブランドの光通信サービス「U-NEXT光」を2月1日より提供開始する。
料金（税別、以下同じ）は、戸建て向けの「U-NEXT光ファミリー」が月額4980円、「にねん割」を適用すると4200円となる。集合住宅向けの「U-NEXT光マンション」が月額3480円、にねん割を適用すると3180円となる。戸建て・集合住宅いずれも、最大通信速度がおおむね1Gbpsの「1G」、下り200Mbps／上り100Mbpsの「200」、下り／上りともに100Mbpsの「100」の3プランがある。
同時に提供開始するISPサービス「U-Pa!」は、戸建向けの「ファミリータイプ」が月額980円、にねん割適用で780円。集合住宅向けの「マンションタイプ」が月額880円、にねん割適用で730円。
これらを組み合わせると、戸建て向けでは、U-NEXT光ファミリーとU-Pa!のセットで月額4980円（にねん割適用）。「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」（大手ISP料含む）の月額6100円よりも、月々1120円安価になる。同様に、集合住宅向けでは、U-NEXT光マンションとU-Pa!のセットで月額3910円（にねん割適用）。「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」（大手ISP料含む）の月額4900円よりも、月々990円安価になる。
モバイルサービス「U-mobile」とのセットも
U-NEXTが提供するモバイルサービス「U-mobile」とU-NEXT光のセット「U-NEXT光 ＆ スマホ コラボレーション」も提供。新規契約のほかMNPの転入に対応する。
U-NEXT光マンション（にねん割適用）と、U-mobileの「通話プラスLTE使い放題」（通常月額2980円）2回線とを組み合わせた「スーパーファミリーバリュー2」は、通常であれば合計月額9140円のところ、月額8000円に割引となる。
U-mobileが3回線のセット「スーパーファミリーバリュー3」は、同様に合計1万2120円が月額1万円に割引。このほか、4回線では月額1万2000円、5回線では月額1万4000円。
戸建て向けのU-NEXT光ファミリー（にねん割適用）とのセットでは、U-mobileが2回線では月額9000円、3回線では月額1万1000円、4回線では月額1万3000円、5回線では月額1万5000円。
また、スーパーファミリーバリューユーザーには、VODサービス「U-NEXT」で利用できるクーポン1000円分を毎月プレゼントする。なお、スーパーファミリーバリューの価格には、ISP料金は含まれていないため、別途U-Pa!などのISP契約が必要。
通話プラスLTE使い放題プラン以外のU-mobileプランとの組み合わせでも割引対象となり、1回線からでも適用可能。U-NEXT光マンション／ファミリーと、U-mobile データ専用／通話プラスで用意されている「ダブルフィックス」の組み合わせで月々50～100円引き、「1GB」との組み合わせで100円引き、「3GB」との組み合わせで200円引き、「LTE使い放題」との組み合わせで500円引きとなる。
フレッツ光ユーザーは追加工事不要
U-NEXT光は、すでにフレッツ光を利用しているユーザーは工事なしで乗り換え可能。乗り換え時の手数料は、フレッツからの転用事務手数料2000円のほか、U-Pa!を利用する場合は契約事務手数料2000円が発生する。また、新規契約の場合、新規開通事務手数料800円と、新規開通工事費2万4000円が別途発生する。
ただし、4月30日までキャンペーンとして、転用事務手数料、U-Pa!契約事務手数料が無料となるほか、U-Pa!同時加入に限り、U-NEXT新規申し込み時の開通事務手数料、開通工事費用も無料。さらに、U-NEXT光と同時加入に限り、U-mobileの初期費用3000円も無料となる。
「卸価格は渋いのか」という問いに「その印象もなくはない」
28日に都内で開催されたU-NEXT光の発表会では、報道陣から「卸価格が渋いという話があるが、どのように考えているか」という質問が飛び出し、「その印象もなくはない」とU-NEXT代表取締役社長の宇野康秀氏。ただし、ユーザーとしては安く、事業者も利益が取れるギリギリの価格ではないかと補足した。
提供料金については、卸価格は販売した契約数などによって変動はせず、どの事業者に対しても同一価格だと聞いているというが、販売量を増やすことで共通コストが下がるほか、サポートパックなどの原価を下げることはできるという。また、さらなる値下げの可能性については、卸価格に自社の利益を乗せて販売するため、価格弾力性はそこまではなく、提供料金を下げるには卸価格を下げてもらうしかないとした。
また、フレッツ光の卸制度そのものについて宇野氏は「自分で光ファイバーを張ってきた人間としては、いつかNTT東西が光回線を開放して、いろんな事業者が自由に提供できる時代が来るのを十何年願ってきた」として、非常に大きな喜びだと述べた。
