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Facebook、Messenger向けアプリの開発プラットフォームと企業向け機能を提供

 米Facebookは25日、サンフランシスコで開催中の開発者向けカンファレンス「F8」において、メッセージングアプリケーション「Messenger」向けのアプリを開発するためのプラットフォーム「Messenger Platform」と、企業がカスタマーサポート用途などにMessengerを利用できるようにする「Businesses on Messenger」の提供を発表した。

Messenger向けアプリ

 Facebookでは、Messengerは毎月6億人のユーザーに利用されており、さらに機能を強化するため、開発者がMessenger向けのアプリを開発できるプラットフォームを提供すると説明。発表時点では40以上のアプリが公開されており、ユーザーはアプリを通じて、Messenger上でGIFアニメや写真、ビデオ、音声ファイルを使用して、自分の気持ちや状況を相手により分かりやすく伝えられるようになるとしている。

40以上のアプリが公開されている

 Messenger上のアプリを通じた投稿で、ユーザーがそのアプリをまだインストールしていない場合には「Install」ボタンが表示され、新しいアプリのインストールが簡単に行える。既に利用しているアプリの場合には「Reply」ボタンが表示され、同じアプリを利用して返信できる。

メッセージ上の「Install」からインストールが可能
インストール済みのアプリの場合は「Reply」ボタンで同じアプリを使って返信できる

 「Businesses on Messenger」は、企業の顧客に対するメッセージの配信や、カスタマーサポートなどの用途にMessengerを利用できるようにするもの。例えばオンラインショップでは、注文の確認や出荷ステータスなどの情報を、Messengerを通じてやりとりするといった使い方が紹介されている。

Businesses on Messenger

(三柳 英樹)