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「iOS 8.3」「OS X 10.10.3」では多数の脆弱性も修正、Safariの最新版も公開

 米Appleは8日、iOSやOS X、Safari、Apple TVなどのアップデートを公開した。それぞれのアップデートでは、多数の脆弱性の修正も行われている。

 iOS 8.3では、ロックスクリーンでパスコードの試行制限回数を超えた攻撃が可能になる脆弱性や、WebKit関連の脆弱性など、CVE番号ベースで計58件の脆弱性を修正した。

 OS X Yosemite 10.10.3では、WebKit関連の脆弱性や、OpenSSLやSSLに関する脆弱性など、CVE番号ベースで計79件の脆弱性を修正。証明書信頼リストの更新も行っている。また、OS X Mavericks(10.9.5)とMountain Lion(10.8.5)についても、同様の脆弱性を修正する「Security Update 2015-004」を公開した。

 Safariについては、OS X Yosemite 10.10.3に含まれる「Safari 8.0.5」へのアップデートのほか、OS X MavericksとMountain Lionにそれぞれ対応する「Safari 7.1.5」「Safari 6.2.5」を公開。悪意のあるサイトにアクセスした際に、任意のコードを実行させられる脆弱性などを修正している。

 このほかの製品では「Apple TV 7.2」「Xcode 6.3」が公開され、それぞれ脆弱性の修正を行っている。

(三柳 英樹)