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Meta、開幕が迫るW杯に向けて、InstagramやFacebookで実施する詐欺・誹謗中傷の対策を公開

 Metaは、6月11日から開幕する「FIFA World Cup 2026」(ワールドカップ)に向けて、詐欺への対策とファンや選手の安全を守るために取り組んでいる施策の詳細を公開した。

 大会期間中は、多くの人がお気に入りのチームや選手を応援する一方で、人々を詐欺へ誘導したり、オフライン・オンラインを問わず他者に対して嫌がらせや攻撃をしたりしようとする悪意のある人が存在するという。

 今回公開された施策は、大きく分けてファンであるユーザーに被害をもたらす「詐欺」と、出場する選手およびファンであるユーザーの双方に被害をもたらす「誹謗中傷」の2種類を対策するものとなっている。

詐欺への対策

 世界的なスポーツイベントの期間中は、チケット詐欺、入国手続きに関する偽のオファー、試合観戦のために旅行を計画している人を狙った虚偽の宿泊施設情報など、詐欺行為が増加する可能性があるという。同社では、専門チームが、こうした詐欺行為を行うアカウントを監視し、対処している。

 ユーザーに向けた対策としては、大会期間中にFacebook上でFIFA World Cupチケットに関連する用語を検索したり、関連グループを訪問したりする際に、チケット購入前に注意すべきポイントを知らせるとともに、不審なコンテンツやアカウントを報告できる報告ツールへのリンクも共有する。

誹謗中傷への対策

 同社では、選手とファンの双方に対するいじめと嫌がらせ、暴力的な脅迫、差別的行為に対して明確なルールを設けており、コミュニティからの報告とAI技術を活用して、ポリシーに違反するコンテンツを削除している。2025年10月から12月の間に、FacebookとInstagramで約260万件のヘイトコンテンツを削除し、そのうち74%以上をユーザーから報告を受ける前に発見していたという。

 ポリシーに違反するコンテンツの削除に加えて、FacebookとInstagramでは、望まない接触やコメント、タグ付けを減らすための制限機能やタグ付けとメンションのコントロール機能を導入している。

 Facebookのプロフェッショナルアカウントでは、画像やリンクを含む新しいコメントなど、特定の条件に基づいてページやプロフィールに表示されるコメントを制御する自動化ツールの「モデレーションアシスト」が利用できる。

 InstagramではDMリクエストをオフにできる。しかし、ファンやコミュニティのメンバーからの連絡を受け取りたいため、DMリクエストをオンにしておきたいという著名人のニーズに対応するため、同社は追加で以下の安全機能を開発したという。

非表示ワード

 不快な言葉、フレーズ、絵文字、見たくない詐欺やスパムコンテンツを含むコメントやDMリクエストを自動的にフィルタリングする。コメントをどの程度非表示にするか選択できるほか、非表示ワードリストをカスタマイズして、特定の単語を含むDMリクエストやコメントをフィルタリングすることもできる。

 Facebookでも、FIFA World Cupに出場する選手やチーム向けに、同様の設定が展開される予定。

やりとりを一時的に制限

 フォローしていない人や最近フォローし始めた人など、特定のグループからのコメントやDMを一時的に制限する。

ブロック機能と不正行為対策の強化

 ブロック機能と不正行為への対策が強化され、嫌がらせ目的で作成された新規アカウントで他者に接触することを困難にしているという。また、傷つける可能性のある内容を投稿する前に再考を促す機能も導入された。