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Instagram、子どものアカウント保護機能を見直し。デフォルト非公開、映画を参考にしたコンテンツ表示基準など

 Metaは5月8日、日本を含むグローバルにおけるInstagramのティーンアカウントの刷新について発表した。発表された内容は5月8日から段階的に全てのアカウントに対して適用されるとしている。

 Instagramは13歳以上のユーザーが利用でき、ティーンアカウントは保護者によるコントロールを受ける10代を念頭に置いて開発されたもの。16歳未満の全てのユーザーと、これから新規登録する18歳未満のアカウントはデフォルトで非公開となる。また、以下に挙げる各種設定を緩和したい場合、16歳未満のティーンアカウントに対する設定変更は保護者のみが行える。

映画のレーティングに準じたコンテンツの表示基準

 コンテンツの表示基準を映画のレーティングの考え方を参考として見直し、性的なコンテンツ、過度に刺激的あるいは不快なコンテンツ、たばこやアルコールの販売といった成人向けのコンテンツなどについては、ティーンアカウントに対して非表示にしたり、おすすめに表示する対象から除外したりする。また、強い言葉遣いを含むコンテンツや、危険なスタント、麻薬に関するコンテンツなども同様とするという。

 この基準の設定について、同社は「Instagramのティーンアカウントにおける10代の利用者の体験が、13歳以上向けとされる映画を観るときの体験に近づくことを目指しています」とコメントしている。

保護機能の拡大

 ガイドラインに反するコンテンツの確定やティーンアカウントからの隔離について、次のように機能改善・対応の拡大を行う。

不適切なアカウントのフォローを不可能に

 「年齢にふさわしくないコンテンツ」を継続的に共有しているアカウントや、名前や自己紹介の内容から10代にとって不適切である可能性があるアカウントを、ティーンアカウントではフォローできなくなる。すでにフォローしている場合でも、コンテンツの閲覧やDMの送信などができなくなる。また、これらの不適切と判断されたアカウントの側から、ティーンアカウントをフォローしたりDMを送ったりすることもできなくする

検索における問題あるキーワードの除外

 自殺、自傷行為、摂食障害などに関するキーワードは従来からブロックしているが、アルコールや残虐な表現に関する語句などへブロック対象を拡大する。

不適切なコンテンツの非表示

 前述の表示基準において不適切と判断されたコンテンツを、おすすめ、フィード、ストーリーズに表示しない。DMでこれらのコンテンツへのリンクが送られた場合も、開けなくする。

AI体験の改善

 AIからの応答においても前述の表示基準を適用する。

保護機能のイメージ

保護者向けに、より厳格な「コンテンツの制限」を提供

 以上のような一般的な基準よりも厳格なルールを設けている家庭の保護者向けに、別途制限を設定できる機能を提供する。具体的には、ティーンアカウントの体験からさらに多くのコンテンツをフィルタリング可能であるとか、投稿へのコメントの閲覧・投稿・受信も制限できるとしている。

保護者向けの設定画面および「コンテンツの制限」画面のイメージ

 今回発表された以上の内容は、英国、米国、豪州およびカナダでは、2025年10月から先行して導入されている。また、FacebookとMessengerのティーンアカウントに対しても、同様の見直しが行われる。

 本件に実施されたプレス向け説明会にて、MetaのAntigone Davis氏(VP Global Head of Safety)は、これらの見直しについて、保護者からの声を参考にしたものであり、先行導入した国においては、ポジティブなフィードバックを受けているとした。

 また、「完璧なシステム」は存在せず、見直し後もティーンが不適切なコンテンツを目にすることはまれにあり得るとしたうえで、それがなくなるようアップデートすると述べた。