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23年目のMac用はがき印刷ソフト「宛名職人」、夏バージョンを発売

 株式会社アジェンダは、Mac用はがき印刷ソフトの新製品「宛名職人Ver.21 夏」を5月22日に発売する。価格(いずれも税込)は、パッケージ版が8800円、ダウンロード版が8100円(アジェンダのオンラインショップではパッケージ8100円、ダウンロード版7290円で優待販売)。OS X Yosemite 10.10とOS X Mavericks 10.9に対応する。

 昨年秋、年賀状シーズン向けに発売した「宛名職人Ver.21」に、今年の夏向けのあいさつ状デザインを追加した製品となる。ソフトウェアプログラム自体は同じだが、年賀状デザイン330点以上などに加え、新たに暑中見舞い35点、引っ越し・結婚・出産のあいさつ各7点の計56点のデザインを提供する。

 宛名職人は1993年の発売から20年以上にわたりバージョンアップを重ねてきたシリーズ。最新バージョンのVer.21では「コミュニケーションのプラットフォームとしての住所録のあり方を見直し、住所録機能の強化を図った」としており、これまでは専ら年賀状印刷のためにしか使われていなかったという機能の住所録を、贈答品の記録や同窓会・飲み会・打ち合わせなどイベントの出欠記録、メモを書いておくためなどにも活用できる新機能を追加した。OS X標準の「連絡先」アプリとも住所録データを同期可能だ。印刷は、各種はがきのほか、封筒や宛名ラベルなど、市販されている用紙4200種類以上に対応する。

 なお、宛名職人Ver.21はパッケージ版・ダウンロード版のほか、Mac App Storeで販売する「App Store版」もある。App Storeの価格改定もあって現時点では1万1400円と割高感があるが、パッケージ版・ダウンロード版の機能に加え、App Store版だけのiCloud対応機能を備えている。住所録や作成したデザインのデータをiCloudで共有し、同一iCloudアカウントの複数台のMacから宛名職人Ver.21を使ってそれらのデータを活用可能だ。App Store版の製品名は夏バージョンにはならないが、今回の夏向けデザインも提供されるとしている。

(永沢 茂)