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iOSの連絡先から、2タップで年賀状の美しい宛名を作成、職人アプリ公開

「宛名職人 2015 for iOS」のアイコン

 株式会社アジェンダは30日、iOS向けの年賀状作成アプリ「宛名職人 2015 for iOS」をリリースした。iOS 7.1.2以降に対応しており、App Storeより無料でダウンロードできる。

 なお、宛名連続印刷のフル機能などを利用するには、課金アイテム800円が必要(11月5日までセール価格400円)。

 iPhone/iPadで年賀状の両面をレイアウトし、AirPrint対応プリターで印刷できるアプリの2015年バージョンとなる。昨年リリースした「宛名職人 for iOS」からUIを全面的に見直し、操作が大幅に簡単になったとしている。

 宛名面は、トップ画面から新規作成をタップし、続いてはがきの種類をタップするだけで、あとはiOS標準の「連絡先」アプリからデータを読み込んでレイアウトが作成される。文字サイズや行間、住所の改行など、すべて自動で美しくレイアウトしてくれるという。アジェンダが宛名職人のMac版ソフトで20年間培った技術を、iOSで手軽に利用できるようにした。iOSの連絡先で住所などのデータをきちんと管理しているユーザーであれば、年末ギリギリの状態などでも手間をかけることなく宛名印刷が可能になる。

 一方で、宛名職人 2015 for iOSには住所録機能は搭載しておらず、住所データは連絡先アプリとの連携が前提だ。そこでアジェンダでは、PC用の他のはがき印刷ソフトや汎用のCSVデータなどから、iOSの連絡先へデータをインポートする方法についてのマニュアルも公開している。

 宛名面についてはこのほか、複数の差出人(最大10種類)の設定にも対応した。家族で使い分ける際もスムーズに利用できるとしている。

トップ画面
宛名作成画面
宛名一覧画面
差出人画面

 裏面(デザイン面)については、全242種類のデザインを用意している。干支を用いたデザインやユーザーの写真を入れられるレイアウトのほか、喪中、寒中見舞い、暑中見舞い、クリスマス、引っ越しや結婚のあいさつ状など、年賀状以外のデザインもある。また、今回のバージョンでは、裏面レイアウトにユーザーがコメントを書き込めるテキスト挿入機能も備えた。

宛名デザイン一覧画面
デザイン面作成画面

 課金アイテムなしの状態では、宛名印刷は1枚ずつ、最大10枚までしか対応していないため、実質的に試用版となる。使用できるフォントも2種類のみだ(ヒラギノ角ゴ ProN、AR楷書体M)。宛名印刷の課金アイテム800円(11月5日まで400円)を購入することで、宛名の連続印刷が行えるようになるほか、毛筆フォント2種類(AR行楷書体H、AR行楷書体L)が追加される。さらに追加フォント3種類(AR丸ゴシック体M、AR祥南真筆行書体M、AR隷書体M)も各300円で追加できる。

 デザイン面は、全242種類のうち、無料で使用できるのは16種類。そのほかは、1デザイン200円の課金アイテム。

(永沢 茂)