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気象情報をクラウドセンシング、センサー対応ビーコンをアプリックスとウェザーニューズが開発

 アプリックスIPホールディングス株式会社は8日、株式会社ウェザーニューズと共同で、アプリックスのビーコン技術を生かした気象情報のクラウドセンシングを実用化したと発表した。

「センサー対応ビーコン」

 温度・湿度・気圧を測定できる「センサー対応ビーコン」を開発。センサー付近を通りかかるだけで、対応アプリをインストールしたスマートフォンに気象情報が送られる。受信した情報はその後、クラウドに送信される。センサーは電池駆動。

 多数のメンバーが参加するクラウドセンシングにより、より細かい地域の気象情報を、巨額な設備投資をすることなく収集可能。狭い地域での急激な気圧の変化による竜巻の発生や、「フラッシュ・フラド」の原因となる集中豪雨などの予報といった防災用途で利用する。

 同センサーは、6月10日から幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「Interop Tokyo 2015」のアプリックスブースで展示する。

(山川 晶之)