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Windows 10に対応したセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド 10」パッケージ版販売開始

 トレンドマイクロ株式会社は4日、セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド 10」のパッケージ版を発売したと発表した。価格はオープンプライスだが、同社オンラインショップでは1年版が6460円(税込)、3年版が1万3810円(税込)。

「ウイルスバスター クラウド 10」

 ウイルスバスター クラウド 10は、Windows 10/8.1/8/7/Vistaに対応した「ウイルスバスター クラウド」、Mac OS X 10.10/10.9に対応した「ウイルスバスター for Mac」、iOS/Androidデバイスのほか、Kindle Fireもカバーする「ウイルスバスター モバイル」で構成される。1パッケージで3台のデバイスまで保護する。

 Windows向けのウイルスバスター クラウドでは、クラウドストレージ「OneDrive」のスキャンに対応。トレンドマイクロのクラウド上にあるエンジンを用いてスキャンするため、PC本体に負荷がかからないとしている。また、マイナンバー対策として、事前にマイナンバーの一部をウイルスバスターに設定することで、外部送信を防ぐという。

 不要な広告表示への対策として、ユーザーの操作を中断する広告や、広告を大量表示するプログラム、偽の通知を表示するプログラムを検出する。また、ウェブサイトのSSL証明書が偽装されている場合にアクセスを防ぐほか、Facebookのプライバシー設定を確認する「プライバシー設定チェッカー」では、Facebook上で利用できるゲームなどアプリが自動的に投稿するメッセージの公開範囲をチェックできるようになった。

 ウイルスバスター for Macでは、パターンファイルの一部をクラウドに移行して端末の負荷を下げた。また、ウイルスバスター モバイルでは、不正サイトや不正アプリの対策、盗難/紛失時の端末探索やデータバックアップ機能を搭載する。

(山川 晶之)