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PCレスなライブ配信機「LiveShell 2」、上位モデルと同等機能で小型軽量化、5GHz帯Wi-Fiやバッテリー駆動も

 株式会社Cerevoは10日、ライブ配信機「LiveShell 2」を、同社直販サイトで発売した。9月下旬より出荷開始する。直販価格は3万9800円(税別)。

「LiveShell 2」
裏面

 LiveShell 2は、本体のHDMI端子にビデオカメラを接続することで、PCレスで動画配信できるデバイス。同社の「LiveShell PRO」と同様の機能を備えつつ、アナログ入力を省略してデジタル入力のみに特化。そのため、本体サイズを78×113×25mm(幅×奥行き×高さ)に小型化したほか、重さ150gと、LiveShell PROの半分に軽量化している。

 配信性能は、H.264形式で最大720p/30p(最大10Mbps)、音声はAAC-LC(最大256kbps)とPCMに対応。Ustream、ニコニコ生放送、YouTube Live、Twitchなどの配信サービスのほか、RTMPサーバーへの配信に対応。LiveShell 2本体がサーバーとなり、再生用端末から1対1の配信環境を構築できる「RTSPサーバー機能」を搭載。また、特定LAN内でのみ配信可能なローカルモードにも対応している。

 ネットワークは、100BASE-TX/10BASE-Tの有線LAN接続に対応するほか、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応しており、5GHz帯による安定した無線LAN接続が行える。なお、5GHz帯はW56には対応しておらず、屋内専用での利用に限定される。

 電源は、給電用のmicroUSB端子を搭載するほか、2500mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載。有線LANで720pの映像を配信した場合で3.3時間駆動する。充電や給電には、モバイルバッテリーなども利用できる。

 また、LiveShell PROは上モデルとして継続販売され、LiveShell PROでも11acが利用できるWi-Fiアダプターを発売予定。価格は数千円程度を見込んでいる。

Wi-Fi接続とバッテリー駆動で完全ワイヤレス配信も可能

(山川 晶之)