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ヤフー子会社「YJFX!」の顧客情報18万件がネット上で閲覧可能な状態に、元従業員が持ち出し

 ヤフー株式会社の子会社であるワイジェイFX株式会社(YJFX!)は2日、同社が提供するFXサービスの顧客情報約18万件および営業秘密が、インターネット上で閲覧可能な状態だったことを公表した。元従業員が無断で社外に持ち出し、インターネット上に保存していたという。現時点で顧客からの申告や確認されている被害はないとしている。なお、該当する顧客には個別の連絡が行われる。

 持ち出された18万5626件の情報はインターネット上で閲覧可能な状態に置かれていたが、12万8220件はアクセスがなかったという。検索エンジンの自動巡回装置によりアクセスがあった情報は5万6665件。第三者により閲覧があった情報は741件(氏名+取引情報が2件、取引情報のみが739件)だった。

 YJFX!よると、1月28日に外部からの通報を受けて事実確認などの調査を開始。情報へのアクセスを遮断するとともに、レンタルサーバー事業者からアクセスログを取得して解析を行い、2月2日には検索エンジンの検索結果からの削除が完了した。

 YJFX!は、「このたびの自体を厳粛に受け止め、セキュリティ体制および社員教育を一から見直して再発防止を徹底するとともに、お客様の信頼を回復すべく、全社を挙げて取り組んでまいります」とコメントしている。

(磯谷 智仁)