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ネットギア、動画・音楽などのトランスコーディング配信に対応した2/4ベイ対応NAS「ReadyNAS 210」

 ネットギアジャパン合同会社は、デスクトップ型NAS「ReadyNAS 210」シリーズ2機種を2月中旬に発売する。希望小売価格(税別)は、2ベイモデル「ReadyNAS 212」が10万円(税別)、4ベイモデル「ReadyNAS 214」が13万円。保証期間は3年。

「ReadyNAS 212」
「ReadyNAS 214」

 ネットギア独自OS「ReadyNAS OS」の最新バージョン「6.4.2」を搭載。ボリュームの自動拡張機能「X-RAID2」に対応しており、HDDを追加する際に自動でストレージ容量を拡張できる。対応RAIDは、ReadyNAS 212ではRAID 0/1/X-RAID2/JBOD、ReadyNAS 214ではRAID 0/1/5/6/10(1+0)/X-RAID2/JBOD。

 ファルシステムにBtrfsを採用しており、回数無制限のスナップショット機能でNAS上のデータに対して行われた変更を記録。最短1時間間隔で自動的に行うことで、破損や誤って削除したデータを任意の時点に復元できるとしている。また、「ビットロット・プロテクション」機能により、アクセス頻度の低いデータを事前に検知・修復することが可能。ライセンスフリーのウイルス対策ソフトウェアも用意されており、保存されるデータをリアルタイムでスキャンする。

 「ReadyCLOUD」アプリで、自動バックアップや同期が可能。ReadyNAS内に保存したデータに、PC/スマートフォン/タブレットなどからアクセスできる。2台以上のReadyNAS間で自動的にバックアップを行う「ReadyNASリプリケート」機能も備える。また、「ReadyDLNA」機能により、再生デバイスの性能に合わせて、フルHD動画などのデータをトランスコードして配信できるため、マルチメディアデータのストリーミング/トランスコーディング配信に最適なNASとしている。

 CPUはCortex A15クアッドコアのARMプロセッサ(デュアルコア1.4GHz)を搭載。メモリは2GB。HDDはホットスワップに対応し、ReadyNAS 212で最大12TB(6TBHDD使用時)、ReadyNAS 214で最大24TB(6TBHDD使用時)の容量を構築できる。インターフェイスは、USB 3.0ポート×2、eSATAポート×1、ギガビットイーサネット×2。

 本体サイズは、ReadyNAS 212が101×220×142mm(幅×奥行×高さ)、重さは2.03kg。ReadyNAS 214が134×223×205mm(幅×奥行×高さ)、重さは4.02kg。

(磯谷 智仁)