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Yahoo!ボックス、1年間アクセスのない無料ユーザーのデータは削除へ、5月下旬にガイドライン変更

 ヤフー株式会社は、オンラインストレージサービス「Yahoo!ボックス」のガイドラインを変更し、無料ユーザーのデータ削除までの期間を5月28日より変更することを告知した。

 また、容量無制限オプションのユーザー向けに、1.5TBオプションを8月まで無償提供することもあわせて告知している。

 無料ユーザーが保存したデータについては、これまではYahoo!ボックスに3年間アクセスしなかった場合にすべて削除されていた。今回のガイドラインの変更により、データが削除されるまでの期間が365日に短縮された。なお、有償ユーザーのデータは、アクセスの有無にかかわらず削除されない。

 Yahoo!ボックスへの「アクセス」とは、マイボックスへのアクセスもしくはファイルのアップロードを行うこと、とするガイドラインの変更もなされている。

 一方、3月18日にサービスを終了していた容量無制限オプションからの移行先として用意された「1.5TBオプション」について、無料提供期間を当初予定の2015年12月から2016年8月まで延長したことも告知している。

 この期間延長については、「ハードウエア障害の発生によりデータ移行にお時間を頂戴したことを鑑みたもの」とされている。

 9月以降のYahoo!ボックス1.5TBオプションの料金は、従来の「Yahoo!ボックス容量無制限オプション」と同じ。一般会員は月額690円、Yahoo!プレミアム会員は月額490円(いずれも税込)。

【追記 19:20】
 なお、編集部でヤフーに確認したところ、5月28日にガイドラインが変更された時点で即座にデータが削除されることはないとのこと。

 実際にデータを削除する前に、日数が3カ月を切るころから、削除を警告するメールをユーザー宛に数回配信する予定だという。

 また、Yahoo!ボックスへのアクセスについては、スマートフォン用の「Yahoo!かんたんバックアップ」アプリによる自動バックアップや、「Yahoo!かんたん写真整理」アプリによる写真の操作も含まれる。これらの操作を行えばYahoo!ボックスへアクセスがあったことになる。データは削除対象とならず、Yahoo!ボックス内のデータを継続して利用できる。

 こうした内容のFAQを近日中にYahoo!ボックスのお知らせページで公開する予定だ。

(岩崎 宰守)