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Facebook、開発者会議「F8」で新たなシェアリングツールを発表

 米Facebookは、サンフランシスコで開催した開発者会議「F8」において、Facebook向けの新たなシェアリングツールを発表した。

 これまで、シェアボタンを押すとブラウザー上で新規タブが立ち上がっていたたが、iframeでシェアダイアログを開くオプションが追加された。これにより、ユーザーはシームレスにコンテンツを共有できるようになる。また、シェアダイアログツールを使うことで、外部コンテンツから特定の文章を引用して共有する「引用付きシェア」機能がPCやiOS/Android版アプリでも動作するようになる。

 ユーザーがコンテンツをシェアする際に、関連すると思われるハッシュタグを自動的に表示する「ハッシュタグシェア」機能のほか、Facebook以外のウェブサイトのコンテンツを保存リストにまとめる「保存ボタン」機能も追加した。保存されたコンテンツは、商品がセールになった場合や未読の記事があった場合に通知する機能を搭載する。なお、国内ではメルカリや楽天が参画している。

 埋め込みコンテンツの表示方法もアップデートされた。読み込み情報量は60%削減され、初回レンダリングのスピードは2倍高速化されたという。また、サイトに合わせて表示サイズを調節できるほか、ライブ動画の埋め込みには配信中であることや閲覧者数が分かりやすく表示される。外部サイトへのコメントの埋め込み機能にも対応した。

 そのほか、IoT機器からシェアダイアログが開けるAPIの公開や、コメント管理機能、効果測定ツールの強化についても発表している。

(磯谷 智仁)