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「ウイルスバスタークラウド」次期バージョンのベータ版、無償提供

 トレンドマイクロ株式会社は30日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」次期バージョンのベータ版を公開した。対応OSはWindows 10/8.1/8/7/Vistaで、7月31日まで利用できる。

 現バージョンのウイルスバスタークラウドは、ランサムウェアへの対策として、パターンマッチングや挙動監視、不正なウェブサイトへのアクセス防止といった機能を搭載している。

 加えて、未知のランサムウェアによるファイル暗号化の動きを検知し、自動的にファイルを復元する機能を搭載しているが、ベータ版では、さらに正規のプログラムを偽装した不正プログラムの挙動を検知するよう挙動監視機能が強化されている。

 脆弱性対策としては、脆弱性を攻撃するウェブサイトのスクリプトをブロックする「ブラウザガード」、スキャン時に脆弱性の修正を促す「システムチューナー」などの現バージョンの機能について、ベータ版では強化したという。

 さらに、PCにインストールされたAcrobat ReaderやJavaのバージョンをチェックし、最新版へのアップデートをポップアップで促す機能も搭載する。

 ウイルスバスタークラウドのベータ版は、「ウイルスバスター クラウド ベータ評価プログラム」のウェブサイトからダウンロードできる。インストールにはほかのセキュリティソフトのアンインストールや無効化が必要となる。

 ベータ評価プログラムの参加には、氏名、メールアドレス、電話番号、利用しているOSとウェブブラウザーの入力が必要。ベータ版の各機能の動作や以前のバージョンとの比較などの項目からなるアンケートが6月20日まで実施されており、回答したユーザーのうち抽選で200名に、Amazonギフト券3000円分をプレゼントする。

(岩崎 宰守)