プレスリリース
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アカマイ、2014年第4四半期「インターネットの現状」レポートを発表
(2015/3/27 06:00)
・ 世界の平均ピーク接続速度は8.4%増加して26.9Mbps
(韓国が平均接続速度22.2Mbpsで首位)
・ ブルガリアが96%という最も高いブロードバンド普及率を達成
・ 観測された全トラフィックの半分以上は中国、米国が発信源
コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)サービスのグローバルリーダーであるアカマイ・テクノロジーズ・インク(NASDAQ:AKAM、以下アカマイ)は本日、2014年第4四半期「インターネットの現状」レポートを発表しました。本レポートでは、Akamai Intelligent Platform(TM)の収集データに基づき、固定回線およびモバイルネットワークの接続速度とブロードバンド普及率、全体的な攻撃トラフィック、世界各国での4K対応、IPv4の枯渇とIPv6の採用状況などの世界的な主要統計データに関する見解が示されています。
また、本レポートには、Poodle、UPnP攻撃、DNSフラッダー、およびYummba Webinjectを含む、いくつかの顕著なセキュリティ脆弱性に関する見解も示されています。
2014年第4四半期「インターネットの現状」レポートに掲載されているデータや画像は、アカマイ「インターネットの現状」サイトおよびアカマイ「インターネットの現状」アプリ(iOS/Android用)でもご覧いただけます。また、アカマイ コミュニティでも「インターネットの現状」レポートに関する議論が行われています。
アカマイ「インターネットの現状」サイト
<http://www.stateoftheinternet.com/resources-connectivity-2014-q3-state-of-the-internet-report.html>
アカマイ コミュニティ
<https://community.akamai.com/community/news_and_events/state-of-the-internet/>
「2014年全体を通して、インターネット接続、ブロードバンド普及率、4K対応度のすべての主要な測定基準において全世界で堅調な成長が見られました」と、本レポートの編集者であるデビッド・ベルソン(David Belson)は述べています。「このプラスの傾向は、世界の44億人がオンラインを利用していないという最近の調査結果と興味深い対比をなしており、世界的にインターネットインフラの改善と配備の努力を継続する必要性が大きいことを示しています」。
■2014年第4四半期のアカマイ「インターネットの現状」レポートのハイライト
世界各国の平均接続速度とブロードバンド接続:
世界の平均接続速度は、3四半期連続で4Mbpsの「ブロードバンド」閾値を超え、0.7%の微増で4.5Mbpsとなりました。
四半期ごとの世界の平均接続速度の変化は上位10カ国/地域で増減が混在しており、6カ国で増加、3カ国で減少、そしてスイス(14.5Mbps)は変化なしでした。前四半期比で平均接続速度が増加した地域/国の中で、最大の増加を示したのはスウェーデン(14.6Mbps)で、成長率は3.5%という控えめな値でした。世界的に見ると、ランキング要件を満たす合計98の国/地域で第4四半期に平均接続速度が増加し、伸び率はネパールの78%(2.5Mbps)からチェコ共和国のわずか0.1%(12.3Mbps)までの幅がありました。前年比で、世界の平均接続速度は20%増加しており、ランキング要件を満たす世界132カ国で増加が確認され、その幅はモロッコの0.3%(2.4Mbps)からコンゴの146%(1.3Mbps)の間でした。
平均接続速度と同様、第4四半期は世界的な平均ピーク接続速度もわずかに増加して、8.4%増の26.9Mbpsになりました。香港が87.7 Mbpsで再び最高の平均ピーク接続速度を示しましたが、上位10カ国/地域すべてで60Mbpsを超える平均ピーク速度が見られました。全世界では、ランキング対象の142カ国/地域の内114カ国/地域で第3四半期からの平均ピーク速度の増加が見られ、伸び率はスロヴェニアの0.1%(39.3Mbps)からコンゴの90%(10Mbps)の範囲でした。2013年第4四半期との比較では、ランキング要件を満たす106カ国/地域で平均ピーク接続速度が増加しました。
世界の高速ブロードバンド(10Mbps以上)普及率は、第3四半期においてわずかに低下したのち、第4四半期は2.9%増加しました。韓国は高速ブロードバンド普及率79%で、2位の香港(普及率60%)を大きく引き離して1位を維持しました。このデータに関するランキング要件を満たす65カ国/地域の中で、前四半期比で増加を示したのは42カ国/地域で、伸び率はノルウェーの1%増(高速ブロードバンド普及率35%)からカタールの大幅な282%増(普及率20%)までの幅がありました。中国だけは高速ブロードバンド普及率が前年比で低下し、37%減という驚くべき数字で普及率1.1%になりました。ランキング対象の63の地域全体では、前年比の増加率はオーストリアの8%(普及率26.4%)からカタールの2,000%(普及率20%)という高い数字まで幅がありました。
世界のブロードバンド(4Mbps以上)普及率は第4四半期にわずかに低下し、0.7%減で普及率59%になりました。このデータに関するランキング対象の104カ国/地域の中で、76カ国/地域は前四半期比でブロードバンド普及率が増加しました。ブルガリアは第4四半期のブロードバンド普及率が96%に達し、普及率が0.1%低下した前四半期首位の韓国を僅差で抜いて首位に立ちました。前四半期比の増加率は、スイスの0.2%(普及率93%)からネパールの186%(普及率17%)までの範囲でした。世界のブロードバンド普及率は、2013年第4四半期から7.8%増加しましたが、前四半期の12%よりも伸びが鈍っており、ここ数四半期にわたって観測されている年間成長率の低下傾向が続いています。
■4Kへの対応:
Ultra HDアダプティブ・ビットレート・ストリームは一般に10~20Mbpsの帯域幅を必要とするため、アカマイは2014年第1四半期「インターネットの現状」レポートで「4Kへの対応」を紹介した後、15Mbpsを超える速度で接続率を維持できる可能性が最も高いと思われる地域の特定を続けています。この調査結果では、4Kエンコードされたコンテンツや4K対応テレビ/メディアプレーヤーの入手性を含む、その他の「対応度」の要素については考慮していません。
今四半期にランキングの要件を満たしたのは合計55カ国/地域であり、世界的に見ると全体のうち12%の接続が15Mbpsの閾値以上の速度でした。これは前四半期比では対応度がわずか0.6%増ですが、前年比では37%増でした。韓国はアカマイへの接続の3分の2が15Mbps以上であり、4K対応度のトップの座を維持しました。
■攻撃トラフィックおよびセキュリティ:
アカマイは、 攻撃トラフィックを検出し、その接続試行をログに記録するため、非公開のエージェントをインターネット上に分散配備、維持しています。これらのエージェントが収集したデータに基づいて、攻撃トラフィックの発信源の上位国と、これらの攻撃の対象となった上位のポートを識別することができます。ただし、ソースIPアドレスで識別される発信国は、必ずしも攻撃者が存在する国であるとは限らないので注意が必要です。
2014年第4四半期にアカマイが攻撃トラフィックの発生源として観測したのは199(重複なし)の国/地域でした。これまでのレポートと同様に、中国(41%)が再び他の国/地域を大きく引き離して首位を維持し、米国(13%)の3倍以上の攻撃トラフィックの発信が観測されました。米国は前四半期比で約20%減となり、第2四半期の水準に戻りました。第4四半期に観測されたトラフィックの10%以上の発信源となったのは、今回も中国と米国の2カ国だけで、他の国/地域はすべて5%以下でした。今四半期は、ドイツ(1.8%)と香港(1.3%)がインドネシアとベネズエラに代わって上位10カ国/地域に加わりました。インドは、上位10カ国/地域に残った中でトラフィックの割合が低下した唯一の国であり、第3四半期の2.9%から2.4%へとわずかに低下しました。
全体に、観測された攻撃トラフィックの集中度が再び低下し、上位10カ国/地域を発信源とする観測された攻撃が、第2四半期と第3四半期のそれぞれ84%と82%から75%に低下しました。攻撃トラフィックの大半(59%)が、引き続きアジア太平洋地域を発信源としています。観測された攻撃トラフィックの集中度が次に高いのはヨーロッパの19%で、前四半期の11%から大幅に増加したのに対して、アフリカを発信源とするものは最少の件数(1%)でした。
第4四半期には、上位10ポートを対象とする攻撃トラフィックの合計が、観測された全攻撃トラフィックの79%を占め、前四半期の38%から大幅に増加しました。第4四半期も、ポート23(Telnet)が最も一般的な攻撃対象の座を維持し、観測された攻撃トラフィックの32%を占め、以前の水準の2.5倍以上へと大幅に増加しました。さらに、上位10ポートに含まれる他のすべてのポートも全体に占める割合が増加しており、特にポート445(Microsoft-DS)、8080(HTTP Alternate)、3389(Microsoft Terminal services)、および22(SSH)の割合が大幅に増加しています。
■分散型サービス妨害(DDoS)攻撃トラフィック:
「インターネットの現状」レポートには、攻撃トラフィックに関する調査に加え、アカマイのお客様からの報告に基づくDDoS攻撃に関する知見も記載されています。2014年第4四半期にお客様から報告された攻撃の件数は327件で、第3四半期より20%以上増加しました。コマースとエンタープライズの部門が再び大部分の攻撃の対象となり、エンタープライズ以外のすべての業界で第3四半期から第4四半期にかけて攻撃件数が増加しました。
第4四半期に、アカマイはすべての地域で攻撃の増加を確認しました。増加の大部分は南北アメリカで発生しており、報告された攻撃件数が前四半期より35%増加しました(177件)。アジア太平洋地域は攻撃件数98件で前四半期比17%増だったのに対し、ヨーロッパ/中東/アフリカ(EMEA)はそれよりわずかに高い18%増の52件でした。
■IPv4およびIPv6:
2014年第4四半期には239カ国/地域の約8億300万のユニークなIPv4アドレスがAkamai Intelligent Platformに接続していました。これは2014年第3四半期比で1.5%増、前年同期比で2.5%増です。アカマイが確認した世界のユニークIPv4アドレスの数は、前四半期比で約1,200万増加しました。第4四半期の上位10カ国の中で、米国のユニークIPv4アドレス数だけが減少し、前四半期比で3.4%減を示しました。英国と韓国は最大の増加を示し、それぞれ8.1%増と6.6%増でした。前年比では、世界の70%の国/地域でユニークIPv4アドレス数が増加しました。全体で、27カ国が50%を超える年間成長率を示し、3カ国ではIPv4アドレス数が50%以上減少しました。
ノルウェーではIPv6トラフィックが前四半期比で88%と急増しましたが、首位はベルギーが維持し、コンテンツリクエストの32%がIPv6上で行われ、2位のドイツの2倍以上でした。これまでの四半期と同様に、アカマイに対するIPv6リクエストの数が最も多かったのは引き続きケーブルプロバイダとワイヤレスプロバイダであり、その多くはそれぞれの国においてIPv6採用を先導している企業です。Verizon WirelessとBruteleの2社はアカマイへのリクエストの50%以上がIPv6経由で、Telenetが僅差でそれに続きました。
■モバイル接続:
2014年第4四半期「インターネットの現状」レポートでは、50カ国/地域がモバイルセクションでランキングに加わる要件を満たしました。平均接続速度が最も高かったのは英国で、16.0Mbpsでした。それに最も近かった国はデンマークですが、英国の速度の半分をわずかに上回る8.8Mbpsでした。ニューカレドニアは平均モバイル接続速度が最も低く、1.0Mbpsでした。
これまでのレポートと同様に、平均ピークモバイル接続速度は、第4四半期もシンガポールの157.3Mbpsからアルゼンチンの7.5Mbpsまでという非常に広い範囲に分布しました。シンガポール以外で100Mbpsを超える平均ピーク速度を示したのは日本(116.3Mbps)とオーストラリア(129.9Mbps)の2カ国だけで、他にはトルコ(69.1Mbps)と英国(61.8Mbps)だけが50Mbps以上の速度を示しました。
また、本レポートでは、「ブロードバンド」クラスの接続速度(4Mbps以上)でモバイルネットワークプロバイダからアカマイに接続された割合を調査しました。第4四半期には、ベネズエラ、デンマーク、サウジアラビア、およびスウェーデンがトップグループを形成し、それぞれ97%という高水準のモバイルブロードバンド普及率でした。ボリビアとニューカレドニアは、どちらも普及率が1%を下回りました。
■アカマイの「インターネットの現状」レポートについて:
アカマイでは、四半期ごとに「インターネットの現状」と題したレポートを発行しています。このレポートでは、攻撃トラフィック、ブロードバンド普及率、モバイル接続およびインターネットとその使用に関するその他のトピックについて、Akamai Intelligent Platformを通じて収集されたデータとともに、これらのデータに見られる長期にわたる傾向について報告しています。レポートに含まれる数値の詳細およびそれらの分析方法については、http://akamai.me/sotimetricsをご覧ください。詳細および過去のレポートのアーカイブはhttp://www.stateoftheinternet.com/soti-reportsにてご覧いただけます。2014年第4四半期のデータをダウンロードされる場合は、http://wwwns.akamai.com/soti/soti_q414_figures.zipにアクセスしてください
■アカマイについて:
コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)サービスのグローバルリーダーとして、アカマイは、インターネットを高速、安全、信頼できるものとしてお客様がご利用いただけるようにします。アカマイの先進的なウェブパフォーマンス、モバイルパフォーマンス、クラウドセキュリティおよびメディア配信の各ソリューションは、デバイスと場所を問わず、コンシューマ体験、エンタープライズ体験、およびエンターテイメント体験を企業が最適化する方法を大きく変化させています。アカマイのソリューションとそのインターネット専門家チームが、企業のより速い進歩にいかに貢献しているかについて、<www.akamai.com>または<blogs.akamai.com>およびTwitterの@Akamaiで詳細をご紹介しています。