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FreeBSDの原型にあたるUNIX系フリーOS「386BSD」が22年ぶりに更新、ソースコードも公開
2016年10月12日 05:55
フリーOSの元祖とでも呼ぶべき存在「386BSD」のソースコードが、創始者の一人によってGitHub上に公開されているのが見つかり、海外で話題になっている。FreeBSDやNetBSDの原型にあたるこの「386BSD」、最後に更新されたのは1994年というから、実に22年ぶりに動きがあったことになるが、何よりユーザーを驚かせているのは、今回公開されたのが当時の最終リリース版であるバージョン0.1ではなく、そこから進化したバージョン1.0および2.0であること。創始者が運営するサイト「386BSD.org」では公開先のGitHubのアドレスが記されているだけで、具体的な経緯については触れられていないが、いずれにせよ貴重な遺産であることには違いない。なお、この件を報じているSlashdotでは、エミュレーターを利用してIntel 80386以外のCPU上でこの386BSDを動作させる方法もあわせて紹介している。
- After 22 Years, 386BSD Gets An Update(Slashdot)
https://bsd.slashdot.org/story/16/10/09/0230203/after-22-years-386bsd-gets-an-update/ - 386bsd/386bsd: 386BSD(GitHub)
https://github.com/386bsd/386bsd - 386BSD
http://386bsd.org/