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低解像度の画像をリアルタイムで高画質化できる、Google開発の画像処理技術ががすごいと話題に

 機械学習を利用し、低解像度の画像を自動的に、かつリアルタイムで高画質化する技術をGoogleが開発し、その概要が同社のResearch Blogで公開された。「RAISR」と呼ばれるこの技術を要約すると、低解像度と高解像度の画像をセットにし、サンプルとして機械学習させることによって高画質化の方法を学習させ、最終的には低解像度の画像だけを読み込ませるだけで高画質の画像がリアルタイムで得られるようになるというもの。紹介ページではいくつかのサンプルが表示されており、単にバイキュービック法でアップサンプリングした画像とはまったく異なる、オリジナルにしか見えないクオリティの画像が出力できていることが分かる。同社はこの技術を、帯域が十分でないモバイル環境でのデータ送信や、拡大縮小時のなめらかな動きを実現するため採用していくとしており、我々が気付かないところでこれらの技術が実際に使われることになりそうだ。