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「くまのプーさん」が5月21日にパブリックドメイン入り、注意すべきポイントとは?

 毎年1月1日には、青空文庫で新しい作品が大量に公開されるのはもはや恒例行事だ。これは新たにパブリックドメイン入りした著作者の作品が年をかわるのを待って公開されるためだが、いま関係者筋で、とてつもない知名度を持つある作品が来週5月21日をもってパブリックドメイン入りする話題で持ちきりだ。その作品とは「くまのプーさん」。1926年に児童小説として発表されたこの作品、著作権者が死去した翌年から50年という保護期間は2006年に終了しており、そこに戦時加算にあたる約10年半の日数を加えた2017年5月21日をもって、日本でもパブリックドメイン入りするのだ。実はTPPの締結内容によっては延期される可能性があったものの、結果的に当初の予定通り、パブリックドメイン入りがほぼ確定したというわけ。これにより二次創作を含めくまのプーさんを自由に利用できるようになる……のだが、気を付けなくてはいけないのはこのパブリックドメインの対象になっているのはあくまで原作小説のみであり、後年ディズニーによって制作されたアニメの容姿などは対象外であること。骨董通り法律事務所の福井健策弁護士のコラムなどで詳しく紹介されているので、状況を把握したい人は、ざっと目を通しておくとよさそうだ。