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起死回生の一手となるか、米家電量販店が購入前に製品を使って試せる制度を導入

 AmazonをはじめとするECサイトの攻勢に遭っているのは日本だけでなく米国の家電量販店も同様だが、まさに最後の手段とでも言うべき販促手法をこのたび米Best Buyが導入すると発表して話題になっている。

 これは価格の20%を支払うことで、購入前にお試しができるようになるシステム。同社が提携しているレンタル事業者との提携によるもので、例えばApple Watchであれば、本体価格の約20%にあたる50ドルをまず払って試用し、気に入ったらその50ドルをBest Buyで使えるショッピングポイントとして還元し、新品を購入してもらうという仕組みだ。試用する製品はBest Buyが受け付けたユーザーからの良品返品を流用しているため、使い古されたレンタル専用品と違ってほぼ新品であることが特徴だとか。20%という額が妥当かどうかは様子見といったところだが、Amazonなどにはないシステムということもあり、家電量販店の起死回生の一手となるか注目される。