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戦場カメラマンがイラク戦闘地域の写真をImgur上で無料公開中、その裏事情とは

 イラク政府が過激派組織ISからの奪還を宣言した北部のモスル市街。そこで続く戦闘の様子を捉えた数十枚もの写真がフリー画像としてImgurで公開されて話題となっている。じつはその裏には、なかなか複雑な事情があるようだ。

 これらの写真はすべて戦場カメラマンKainoa Little氏が撮影したもので、無料公開されている理由は「(報道機関が)誰も写真を買ってくれないから」というもの。つまり命がけで部隊に同行して写真に収めたまではよかったものの、その後、買い手が見つからずに宙ぶらりんになってしまったため、写真のキャプションすべてに自身のサイトのURLを明記した上で、オンラインでの無料公開に至ったとのこと。ご本人にはたいへんお気の毒というしかないが、ユーザーにとっては報道機関の恣意的な選別がなされていない写真を無料で見られる絶好の機会ということで反響はすさまじく、コメント欄には応援のメッセージはもちろん、個人で買えないかという支援の声も続々と寄せられている。リンク先にある本人のサイトには写真素材のほか現地で撮られた動画も掲載されているので、この機会にチェックしてみてほしい。