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「この世界の片隅に」長尺版の作業は「進行中」、片渕須直監督がTwitterで明かす

 クラウドファンディングによる資金集めからスタートし、公開後約半年で興行収入25億を突破するなど大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」。その当初の絵コンテに沿った完全版の制作が進行中であることを、片渕須直監督がTwitterで表明した。

 昨年11月に公開された映画は当初の絵コンテから一部を省いたバージョンであり、原作における重要なエピソードがカットされていることから、ファンの間では待望する声が多かった。今回の片渕監督のツイートによると、「長尺版」と呼ばれるこのバージョンは、この8月から作業に着手したとのことで、現行のものとは別の映画として制作される模様。「一朝一夕に完成するような安普請なものではなく、もっとじっくりと作り上げたいわけです。それなりに長い時間をいただくことになります」とのことで、相応の年月がかかることが示唆されている。すでに公開直後には拡張版の制作が決まったことを真木太郎プロデューサーがコメントしていたが、具体的な動きが明らかになったのは初めてで、今日発売になるBlu-ray/DVD版とともに、ネットでもまた話題となりそうだ。