今年は実施されない「ミクシィ年賀状」、mixiユーザーは意外にも冷静な反応

　住所はもちろん本名すら知らないマイミクに年賀状を送れるサービスとして2008年にスタートした「ミクシィ年賀状」。昨年はFacebookやTwitterの知人にも年賀状を送れるようになるなど規模を拡大していたが、今年はとんとその名前を聞かない。今年はミクシィ子会社のノハナが「ノハナ年賀状2014」というサービスを発表しており、mixi内で年賀状関連のリンクをクリックするとそちらにリダイレクトされることから、これがミクシィ年賀状の代替と位置づけられているようだ。もっともノハナ年賀状はスマホ内の写真を使ってデザインした年賀状を自宅に届けるサービスで、宛名の印字は行っておらず、むしろミクシィIDとの連携を発表したYahoo! JAPAN年賀状のほうが機能的には近い。5年も続いたサービスということで混乱のひとつもあってよさそうなものだが、ミクシィ年賀状に関連するmixi内の非公式コミュの多くは1年以上更新がなく、つぶやきを検索しても言及しているのはこの2週間で数十人しかいない。かつて100万枚もの枚数が申し込まれたサービスとしては異常なまでの静けさを保っている。ともあれ、マイミク宛に年賀状を出す人は、従来の仕組みが使えないだけに、どのサービスを使うのかは早めにチェックしておいたほうがよさそうだ。

◇ミクシィID連携のご紹介（Yahoo! JAPAN年賀状）
https://yahoo-nenga.jp/lp/mixi.html
◇ノハナ、日本郵便と連携したスマホ用サービス「ノハナ年賀状2014」（INTERNET Watch）
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131101_621900.html
◇TwitterやFacebookの友人にも送れる、2013年版「ミクシィ年賀状」開始（INTERNET Watch）
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121127_575381.html