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ユーザーが分析した「大阪市ひったくり発生マップ」がオープンデータ活用のお手本と話題に

 最近は多くの自治体によってさまざまなオープンデータが公開されており、それらを使って独力でのデータ分析が行えるようになりつつある。今回話題になっているのが、ブログ「#GUNMAGISGEEK」が公開した、大阪市のひったくり事件発生箇所のデータ。これは大阪市が公開している犯罪発生個所データを視覚化したもので、被害者の年齢や事件発生時刻による絞込が可能となっている。同様のデータは大阪府警察のホームページでも掲載されているが、あくまで過去のデータを地図上にプロットしているだけで、属性による絞り込みなどには対応していないため、今回公開された視覚化データのほうが“気付き”が多いともっぱらの評判だ。データから読み取れる「被害者は全て女性」「もっとも被害が多いエリアは『大阪市中央区島之内2丁目』付近」「若者が被害に合うのは中心地の夜間」「高齢者が被害にあうのは日中」といった傾向のうち、高齢者はたんに夜間に出歩かないだけでは? といった個別の指摘もあるにはあるが、切り口一つでオープンデータがこれだけ使えるというお手本のような内容。なおサイトが重いため直接リンクしていないが、実際のデータを見たい場合は、ブログエントリー冒頭に記されている「example」のリンク先をチェックしてみてほしい。

◇大阪市のオープンデータを使って、ひったくり事件発生個所を視覚化してみた。(#GUNMAGISGEEK)
http://shimz.me/blog/d3-js/4344
◇大阪市の犯罪発生情報
http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000298810.html
◇オープンデータ(OpenGovLab)
http://openlabs.go.jp/opendata/

(tks24)