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Googleマップ、任意の場所に好きな名前を表示させられる“脆弱性”が発覚

 Googleマップの表示を巡って、海外で一騒動が起こっている。これは一昨年アメリカ政府の情報収集の手口を告発して逮捕状が出され、現在はロシアに滞在中とされるエドワード・スノーデン氏の名前が、なぜかGoogleマップのホワイトハウス上に表示されるというもの。これは特にハッキングが行われたというわけではなく、Google+の機能を“活用”したものとみられている。具体的な手順としては、Google+に同名のショップのアカウントを作り、その所在地としてホワイトハウスの座標を指定するというもの。これだけで、架空の名前がいとも簡単にGoogleマップ上に表示できてしまうというわけだ。すでに表示は抹消され、現時点では見ることができないが、一手間かければ誰でも可能な方法で、実在する店舗や人物への嫌がらせもできてしまうだけに、今後は対策が取られることもありそうだ。ちなみに今回使われたGoogle+の架空ショップ「Edwards Snow Den」はいまだにページが存在しており、誰でも見ることができる。

◇エドワード・スノーデン、今度はホワイトハウスを占拠(Google Mapの中で)(BusinessNewsline)
http://www.businessnewsline.com/news/201504141313070000.html
◇Edwards Snow Den - About(Google+)
https://plus.google.com/105108012773546495253/

(tks24)