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犬型ロボット「AIBO」の互換バッテリーを作るプロジェクトがKickstarterに登場

 ソニーが犬型ロボット「AIBO」の新規開発中止を表明したのは2006年1月のこと。つまりちょうど10年前ということになるが、その後もAIBOの修理を行う元社員の取り組みや、部品として再利用するための「葬儀」がニュースになったりと、その名を耳にする機会は不定期ながら現在も続いている。今回新たに話題になっているのは、3Dプリンターを用いてAIBOの互換バッテリーパックを新造してしまうというKickstarterのプロジェクト。要するにサードパーティ製バッテリーの販売なのだが、純正バッテリーの提供はすでに終了しているため、オーナーにとっては貴重な機会だ。サポートするのはERS-210/ERS-220/ERS-7の3モデルのみ、またモノがバッテリーということで輸入が困難な可能性もあるが、いまなおAIBOのオーナーであるという人はプロジェクトの進捗を注目しておいてもよさそうだ。ちなみに現時点では〆切まで残り1カ月半を残して達成率は20%未満と、やや出足は遅めといったところだ。

◇Help Save the AIBO Robot with a New Battery Solution by Steele Robotics(Kickstarter)
https://www.kickstarter.com/projects/1943741476/help-save-aibo-with-an-alternative-battery-solutio
◇AIBOが終わっちゃう! 「ソニー AIBO ERS-7M3」(週刊スタパトロニクスmobile)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/28063.html
◇AIBOの「お葬式」…解体・再利用へ、71体を供養(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASHCM2TGCHCMUDCB004.html
◇元ソニーマンが救うAIBOの命(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150427/280471/

(tks24)