時間の使い方と、目標達成具合がチェックできる「Timenote」


アプリ名Timenote(Ver.1.7)
こんなときに自分の時間の使い方を把握し、管理したい
価格85円
販売Katsunobu Ishida、(C)2011 Katsunobu Ishida
URLhttp://itunes.apple.com/jp/app/id439176506

アイコンをタップするだけで行動を記録

 「ちゃんとしているつもり」だが、気がついたらなんとなく1日が終わっていた、ついぼーっとすごして、何をしていたのかいまいちハッキリ覚えていない、なんてことはよくある。そんなときは、時間の使い方を振り返ってみよう。感覚的な思い込みではなく、実際にいつ何をしているのかを把握するのである。ただし、時計を見ながら、逐次メモしていたのでは、すぐ面倒になって投げだしてしまうだろう。そこで便利なのが「Timenote」である。

 「Timenote」は、画面上に並ぶアイコンをタップするだけで、何をしているか、その行動時間が記録できるアプリだ。初期設定では、「仕事」「教養」「睡眠」「交際」「雑務」「食事」「娯楽」「運動」の8種類の分類(行動)がプリセットされており、該当するアイコンをタップすると、その瞬間から時間がカウントされていく。

 たとえば、食事を始めたら「食事」をタップする。食事を終えて「仕事」に取りかかった場合は、続けて「仕事」のアイコンをタップするだけでよい。その瞬間、食事の終了時間と、仕事の開始時間が記録されるわけである。

 このように行動が変わるたびにアイコンをタップしていくと、それが順次記録される。うっかり開始時間をすぎてからタップしても、ログの編集から修正もできる。また、日をまたいだ記録も可能だ。データはCSV形式で書き出し、メールに添付して送付することも可能だ。

 「その他」にある分類の設定により、自分の日常にあった行動も登録できる。アイコンも多数用意されているので、概ねカバーできるだろう。

目標時間の達成具合も把握

 「履歴」を開くと、「今日」の時間の使い方がひとめで分かる。時間帯ごとの行動が色分けされており、行動の開始および終了時間と、要した時間が数値でも確認できるのだ。これは記録中にも参照できる。

 さらに「サマリー」では、日別、月別、年別の合計時間と、目標時間までの過不足分が数字やグラフで確認できる。実は、各行動には目標時間が設定できるのだ。1日最低1時間以上は勉強する、30分以上は読書する、といったように、数字を設定しておくと、目標が達成できているかどうかが分かる。

 自分が何にどれくらい時間を使っているのがが、視覚的に分かりやすくなるため、実際の作業工数を把握するとか、自分のライフスタイルを振り返ることができるだろう。場所や時間の拘束力のないフリーランスなどは、1日の作業時間を具体的に把握するのにも役立ちそうだ。また、次のアクションを意識することで緊張感も生まれる。使い方次第で、さまざまな気づきを生みそうである。

「Timenote」 初期画面自分で自由に分類(行動)を登録できるアイコンは多数用意されているそれぞれの行動には目標値を設定できる
記録は、アイコンをタップするだけその日の行動が一目瞭然になる「履歴」日別、月別、年別の合計が分かる「サマリー」「サマリー」で各分類を選択すると、分類ごとのデータが参照できる
「サマリー」の「日別/月別レポート」「サマリー」の「年別レポート」「年別レポート」のグラフタップのタイミングを誤ったログは、「履歴」で修正可能

関連情報

2011/11/9 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。カメラを中心にガジェットを好む。趣味は写真と料理。
主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。ど。