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Synology初となるM.2 SSDの増設に対応したNASキット「DS1517+」「DS1817+」

5ベイモデル「DS1517+」
8ベイモデル「DS1817+」

 Synologyは、NASキットの新製品「DS1517+」(5ベイモデル)と「DS1817+」(8ベイモデル)を発売する。市場予想価格(税別)は、DS1517+のメモリ2GB搭載モデルが10万1000円前後、8GB搭載モデルが11万1000円前後、DS1817+のメモリ2GB搭載モデルが12万2000円前後、8GB搭載モデルが13万2000円前後。

 DS1517+とDS1817+の基本スペックは共通。2.4GHz駆動のクアッドコアCPU(Atom C2538)と、2GB/8GBのDDR3メモリを搭載しており、AES-NIハードウェア暗号化機能を備える。インターフェースは、ギガビットイーサネット(1GbE)×4ポート、USB 3.0×4ポート、eSATA×2ポート。

 このほか、PCIe 2.0スロットを装備しており、市販の10GbEカードまたはオプションのM.2 SSDアダプター「M2D17」(2280/2260/2242フォームファクタ対応)を増設できる。M.2 SSDへの対応は、Synologyとしては初だという。従来はHDD用のベイに2.5インチSSDを装着する方法だったため、M.2 SSDによりベイを消費することなくSSDを利用できるとしている。M2D17の市場予想価格(税別)は1万6500円前後。

 転送速度は、RAID5構成、10GbEリンクアグリゲーション使用時で、リード1179MB/s以上、ライト542MB/s以上。

 DS1517+の本体サイズは250×243×166mm(幅×奥行×高さ)、重量は4.46kg。DS1817+の本体サイズは343×243×166mm(幅×奥行×高さ)、重量は6.0kg。

M.2 SSDアダプター「M2D17」

 また、5ベイ拡張ユニット「DX517」との接続にも対応しており、最大10ドライブベイを追加することができる。DX517の市場予想価格(税別)は5万8000円前後。

5ベイ拡張ユニット「DX517」

 両モデルともSynology独自のOS「DSM6.1」を採用。Btrfsファイルシステムに対応しており、共有フォルダーのユーザー割り当てコントロールや、スナップショット機能、メタデータのミラーリングなどを可能としている。