「チャットワーク」がWebhookとOAuthに対応、オープンベータ版の提供を開始

　ChatWork株式会社は1日、ビジネスチャットツール「チャットワーク」において、WebhookとOAuthに対応したオープンベータ版とAPI管理画面の提供を開始した。導入企業であれば無料で利用可能。ユーザーは申請画面からクライアント登録することで即日利用できる。

　Webhookは、ユーザーのアカウントに関係するチャットワーク内でのイベントデータを、サードパーティ製のサービスへリアルタイムに提供する仕組み。現時点では、「投稿・編集されたメッセージ」と「自分宛のメッセージ」をほかのサービスへ渡すことができる。一方のOAuthは、チャットワーク上のユーザー情報へアクセスする権限を、サードパーティ製のサービスへ受け渡すための認可をする仕組み。双方に対応することで、安全かつ便利にチャットワークとサードパーティ製サービスを連携できるようになるという。

　例えば、勤怠システムと繋いでチャットで勤怠状況を報告・管理したり、自分宛のメールをチャットワークに通知することができる。また、ニュースAPIや天気APIを使って対話型ボットを作成することも可能だ。

　API管理画面では、1）連携サービスの利用・管理、2）APIトークンの発行・表示、3）OAuthクライアントの作成・管理、4）Webhook設定の作成・管理、5）組織管理者への利用申請が行える。

　Chatworkでは、2018年春までに17社のクラウドサービスとのデータ連携を順次実施する予定。連携予定のサービスは以下の通り。

• ウイングアーク1st株式会社「MotionBoard」
• 株式会社エクサ「EXA AI SmartQA」
• M-SOLUTIONS株式会社「Smart at robo for Pepper」
• キャップクラウド株式会社「Focus U タイムレコーダー」
• クラウドキャスト株式会社「Staple (ステイプル)」
• 株式会社Zabuton「AI秘書ドアーズ（社労士版）」
• 株式会社ジェナ「hitTO（ヒット）」
• 合同会社セルフリー「CallConnect (コールコネクト)」
• ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社「AKASHI」
• ディライテッド株式会社「RECEPTIONIST」
• Trello Inc.「Trello」
• 株式会社 ヌーラボ「Backlog」
• 株式会社BALANCE & UNIQUE「ACALL」
• ヘッドウォータース 「ChatTranslator（チャットトランスレータ）」
• ヘッドウォータース「PocketWorkMate（ポケットワークメイト）」
• 株式会社マネーフォワード「MFクラウド経費」
• RegulusTechnologies株式会社「オートーク」