小規模オフィス・店舗で簡単に高速ネットワークを拡張、ネットギアのトライバンド対応Wi-Fiシステム「Orbi Pro」

SRK60（本体＋サテライト）

SRS60（追加用サテライト）

　ネットギアジャパン合同会社は、小規模オフィス・店舗向けにIEEE 802.11 ac wave2対応のWi-Fiシステム「Orbi Pro」を3月16日に発売する。

　Orbi Proは、ルーターとサテライト（中継機）のセットで構成される製品で、価格（税別）は、ルーターとサテライトをセットにした「SRK60」が12万円、追加用サテライトの「SRS60」が6万3000円。本体はアンテナ6本を内蔵しており、MU-MIMOに対応。1733Mbps（5GHz）＋866Mbps（5GHz）+400Mbps（2.4GHz）のトライバンドに対応する。ルーターとサテライト間の接続には専用の5GHz帯の電波や有線LANを使用することで、廊下や壁を越えた場所へ工事不要で安定したインターネット接続を実現するとしている。無線LANのカバー範囲は350㎡。

　インターフェースは、ルーターがギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×3ポート。サテライトがギガビット対応のLAN×4ポート。POSシステムやプリンター、IP電話、デジタルビルボードなどを接続できる。

　通常のビームフォーミング機能に加え、ビームフォーミング非対応の無線LAN子機の場所を推定し、強度を高めて電波を送信する「インプリシット・ビームフォーミング」にも対応する。

　設定は専用のAndroid/iOSアプリを使用。プリセットにより簡単にネットワークを設定できるほか、ウェブブラウザーからインストールウィザードを利用可能（要ログイン）。また、最大3つのSSIDでトラフィックを分離することが可能で、時間制限を設定可能なゲスト用ネットワーク機能も備える。

　本体の大きさはルーター／サテライトのいずれも174×85×247mm（幅×奥行×高さ）、重さは930g。オプションとして、壁や天井に取り付けることができるアクセサリー機器を使用できる。