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ネットギアのホームWiFiシステム「Orbi」、メッシュネットワークや有線LAN接続に対応する新ファーム

ペアレンタルコントロール「Circle with Disney」も利用可能に

 ネットギアジャパン合同会社は、IEEE 802.11acに対応するホームWiFiシステム「Orbi(オービ)」について、「メッシュWiFi」や新たなペアレンタルコントロール「Circle with Disney」などの新機能を追加するファームウェアバージョン「2.1.1.12」の提供を開始した。

 Orbiは、ルーターとサテライト(中継機)のセットで構成される製品で、1733Mbps(5GHz)+866Mbps(5GHz)+400Mbps(2.4GHz)のトライバンドに対応。ルーター―サテライト間の接続は自動で最適なチャンネルが選択される上、クライアントからの接続先SSIDも自動で切り替わるため、複雑な設定なしに広範囲で通信可能なWi-Fiシステムを利用できるのが特徴。

 新機能を追加するファームウェア「2.1.1.12」は12月5日に、その後、不具合を修正した最新版の「2.1.1.16」が12月19日にリリースされている。

 メッシュWiFi機能は、1台のルーターに3台までのサテライトを接続して、より広い範囲をカバーするWi-Fiシステムを構成できるもの。ルーターやサテライトの間は、電波状況に応じた最適なかたちで構成される。例えばルーター―サテライトA―サテライトBのように、デイジーチェーンで接続される場合もある。

 新たに提供されるペアレンタルコントロール機能「Circle with Disney」では、端末ごとに、モバイルアプリに対する利用制限などが行える。設定はAndroid/iOSアプリ「Circle: Smart Family Controls」から行う。プレミアムプラン(月額550円)では、さらにモバイルアプリごとに利用時間を制限したり、休憩時間や就寝時間などのスケジュールを複数組み合わせて設定可能になる。

 ネットギアジャパンによれば、これまで「Circle」の利用には専用のデバイスが必要だった。また従来OrbiではOpenDNSベースのペアレンタルコントロール機能を提供していたが、Circleのバンドルにより機能が強化される。

 このほか新ファームウェアでは、通常は5GHz帯のW56チャンネルが割り当てられているルーター―サテライト間の通信に、有線LANを用いる「イーサネットバックホール機能」にも新たに対応している。

 ネットギアジャパンでは、新ファームウェアの提供にあわせて、Orbiの設定が行えるAndroid/iOSアプリについて、新たに日本語に対応するアップデートも実施している。

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