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NEC「Aterm」シリーズ3製品にOSコマンドインジェクションなど複数の脆弱性、IPAとJPCERT/CCが注意喚起
2018年7月12日 17:44
NECプラットフォームズ株式会社が発売した無線LANルーター「Aterm WG1200HP」「Aterm W300P」とネットワークカメラ「Aterm HC100RC」に脆弱性があるとして、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が運営する、Japan Vulnerability Note(JVN)が情報を公開した。
3製品とも複数のOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在しており、管理者権限でアクセス可能なユーザーによって任意のOSコマンドを実行される可能性がある。CVE番号は、Aterm WG1200HPが「CVE-2018-0626~0628」、Aterm W300Pが「CVE-2018-0629~0631」、Aterm HC100RCが「CVE-2018-0634~0639」。いずれも共通脆弱性評価システムCVSS v3のスコアは6.8。
また、Aterm W300PとAterm HC100RCにはバッファオーバーフローの脆弱性が存在しており、管理者権限でアクセス可能なユーザによって任意のコードを実行される可能性がある。CVE番号はAterm W300Pが「CVE-2018-0632~0633」、Aterm HC100RCが「CVE-2018-0640~0641」。いずれも共通脆弱性評価システムCVSS v3のスコアは6.8。
影響を受けるファームウェアのバージョンは、Aterm WG1200HPが1.0.31以前、Aterm W300Pが1.0.13以前、Aterm HC100RCが1.0.1以前。対策として、各製品のサポートページからダウンロードできる脆弱性修正済みファームウェアの適用が推奨されている。