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通信圏外でも使えるカーナビアプリ「MapFan」無償提供へ、西日本豪雨の被災地支援で8月31日まで

 インクリメントP株式会社は、Android/iOS向けカーナビアプリ「MapFan」の全機能を期間限定で無償提供する。西日本豪雨の被災地における支援活動などに活用してもらうのが狙いだ。地図データをあらかじめスマートフォン本体内にダウンロードしておくことでオフラインでも利用できるため、通信圏外あるいは通信環境が不安定な場所でも地図の閲覧やルートの確認が行える。また、大型車規制を考慮したルート検索にも対応しているため、支援物資の輸送や重機の通行の際にも役立ててほしいとしている。

 通常は月額400円の有償オプションとして提供している、1)オフライン地図データのダウンロード、2)VICS情報表示および渋滞考慮ルート検索、3)オービス情報表示およびオービスアラート、4)駐車場満空/ガソリンスタンド価格検索――の各機能を、7月13日から8月31日まで無償化するもの。

 同期間終了後も、アプリ本体およびダウンロードした地図データはそのまま継続して使用可能だ。一方、VICS、オービス、駐車場満空/ガソリンスタンド価格検索は無料では利用できなくなる。

 なお、オフライン地図データのダウンロードにはWi-Fi接続が必要。また、データの容量は約5.8GBあり、ダウンロードの際に一時的に最大で約6.5GBの空き容量が必要となる。

 インクリメントPは、2011年の東日本大震災の際に、こうしたオフライン対応地図アプリの無償提供を実施。以降も、熊本地震の際にも無償提供を行った経緯がある。今回、NTTタウンページ株式会社、株式会社三栄書房、株式会社日立ソリューションズなど各社からの協力を得て無償提供するものだという。