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Appleかたるフィッシングメールが拡散中、偽サイトに誘導してクレカ情報・個人情報を詐取

 Appleをかたるフィッシングメールが複数確認されているとして、フィッシング対策協議会と日本サイバー犯罪対策センター(Japan Cybercrime Control Center:JC3)が注意喚起情報を出している。

 JC3が11月16日以降に連日確認しているフィッシングメールの件名は、「アラート:あなたのアカウントは閉鎖されます。」「Apple IDアカウントを回復してください」の2種類。

 異常な操作が検出されたためアカウントがロックされた、Apple IDに登録されている情報が不足しているなどとして、アカウント情報の確認・更新を促して偽サイトへアクセスさせようとする。いずれも機械翻訳調の不自然な日本語になっているのが特徴だ。

送信日11月22日のフィッシングメール(日本サイバー犯罪対策センターの注意喚起ページより)
送信日11月16日のフィッシングメール(日本サイバー犯罪対策センターの注意喚起ページより)

 フィッシング対策協議会の情報によれば、件名「Apple IDアカウントを回復してください」のフィッシングメールは、リンク先の偽サイトで個人情報(氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号)、クレジットカード情報(番号、名義人、有効期限、セキュリティコード)、セキュリティの質問・答えを入力するフォームを表示する。同協議会では偽サイトでこれらの情報を絶対入力しないよう注意を呼び掛けている。

誘導先の偽サイト(フィッシング対策協議会の注意喚起ページより)