「LINE WORKS」無料プラン提供開始、小規模グループでの利用を想定

　ワークスモバイルジャパン株式会社（以下、ワークスモバイル）は26日、ビジネスチャット「LINE WORKS」の無料プランである「フリープラン」を提供開始すると発表した。

　LINE WORKSは、LINEの兄弟会社であるワークスモバイルが開発・提供している、法人向けのクラウドチャットサービス。ビジネスチャットや音声/ビデオ通話を行える「トーク」機能、掲示板で情報を共有できる「ホーム」機能、メール、カレンダーなどのグループウェア機能を搭載するほか、LINEとほぼ共通した使いやすいインターフェイスを備えているため、特別な教育をすることなく、直感的に利用できる点も特徴という。

　このLINE WORKSでは、従来、有料プランのみを提供してきたが、無料で利用できるフリープランをラインアップに追加した。フリープランは、「ITツールの導入ハードルが高い」「仕事とプライベートでLINEを使い分けたい」「現状のコミュニケーションツールに不便を感じている」などの課題を持った、小規模の利用者向けに提供される。

　機能としてはトーク（無料通話、ビデオ通話、ノート、予定、フォルダ機能）、アドレス帳、ホーム（基本機能）を利用可能で、管理者向けの機能（簡易版）も利用できるが、最大メンバー数が100名まで、音声/ビデオ通話やLINEユーザーとのトークが1：1に限定される、共有ストレージが5GBに制限されるなど、機能によっては制限がある。SLA（サービス品質保証）も対象外だ。

フリープランと有料プランの主な違い

　対応OSはiOS9.3以降、Android 4.4以降、Windows 7/8.1/10、macOS 10.11以降。ブラウザはInternet Explorer 10/11、Chromeと Firefoxの最新版、Safari 10.1以降に対応する。

　なおワークスモバイルでは、店舗や現場など少人数での活動が中心となるチーム、小規模事業者・SOHOや個人事業主、副業者、社外でのプロフェッショナル活動などのワークグループに所属する人、といったユーザーをフリープランの主な利用者として想定している。