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次期バージョン「Android Q」でWPA3やWi-Fi Enhanced Openをサポート

TLS 1.3、アダプティブWi-Fiの動作モードも追加

 Googleが、開発者向けに提供を開始したAndroidの次期バージョン「Android Q」のBeta 1では、新たにWPA3やWi-Fi Enhanced Openがサポートされている。

 Android Q Beta 1のシステムイメージは、Pixel/Pixel XL/Pixel 2/Pixel 2 XL/Pixel 3/Pixel 3 XLの各Pixelシリーズ向けに公開されている。

 Googleは、WPA3とEnhanced Openのサポートにより、自宅や職場、およびオープンな公衆Wi-Fiでのセキュリティを高めるとしている。

 さらに、リアルタイム性の高いゲームアプリや、音声通話といった低遅延が重要な場合に有益な、「アダプティブWi-Fi」という動作モードも新たにサポートするという。

 このほか、Android QにはWi-Fiへの接続時にMACアドレスをランダム化する機能や、IMEIやシリアルナンバーといった個人を特定できる情報へのアクセスを制限する機能が実装される。また、「TLS 1.3」のサポートも追加される。

 TLS 1.3では、接続を確立するハンドシェイク処理の大部分を暗号化したほか、古い暗号アルゴリズムも削除。これにより安全性が高められているほか、Googleによれば、TLS 1.3では従来のTLS 1.2と比較して、40%高速に接続が確立されるという。