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バッファロー、Windows Server IoT 2019 for Storage Standard採用の10GbE対応NASを発売

WS5220DNS9シリーズ

 株式会社バッファローは20日、OSにWindows Server IoT 2019 for Storage Standardを採用し、10ギガビットイーサネット(GbE)に対応する法人向けNAS「WS5220DNS9シリーズ」を発売した。出荷予定は2月中旬。

 WS5220DN08S9は、Windows Server 2019をベースとして、ストレージ用途に限定して機能を絞り込んだ組み込みシステム向けOSのWindows Server IoT 2019 for Storage Standardを搭載。Active Directoryサーバーに登録されているアカウント情報を利用したファイルやフォルダーのアクセス制限に対応し、一元管理により導入や管理の手間を省略できる。ユーザー・グループ数も無制限で対応でき、大規模な環境にも適用できる。

 また、Windows Server IoT 2019 for Storage Standardは、クライアント数に応じたCAL(クライアントアクセスライセンス)を別途用意する必要はなく、導入・運用コストを削減できる。

 ネットワークインターフェイスは、10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX対応ポート1ポートと、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応ポート2ポートを搭載。NASへのLANカード増設なしで10GbEの高速環境を利用でき、敷設済みのカテゴリー6ケーブルなどで利用できる5GbE/2.5GbEにも対応する。

 CPUはIntel Atom C3338、メモリはDDR4 ECC 8GBを搭載。HDDはNAS向けに設計された専用HDDとして、WD Red(CMR)、Seagate IronWolf、東芝 MNシリーズのいずれかを採用する。搭載ドライブ数は2で、RAID方式はソフトウェアRAID、対応RAIDはRAID 1/0(出荷時はRAID 1)。

 製品ラインアップと価格(税別)は、8TBモデルが23万円、4TBモデルが19万5000円、2TBモデルが18万3000円。