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「Firefox 26」公開、すべてのJavaプラグインの起動にクリックが必要に

 Mozillaは10日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン26の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。また、Android版Firefoxについても、最新版のバージョン26をGoogle Playで公開した。

 Firefox 26では、すべてのJavaプラグインの起動にクリックが必要となり、自動的に実行されることがなくなった。また、パスワードマネージャーが、スクリプトによって作られたパスワードフィールドに対応した。

 このほか、Windows XPでのMP3再生や、LinuxでのH.264再生をサポート。パフォーマンス面では、表示されない画像をデコードしないことで、表示速度を向上させた。開発者向けの機能としては、Firefox OS端末でのHTML5ウェブアプリをテストするためのツール「Firefox OSアプリマネージャ」が利用可能となった。

 セキュリティ面では、計14件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は、4段階で最も高い“最高”が5件、2番目に高い“高”が3件、3番目に高い“中”が3件、最も低い“低”が3件。

 Android版Firefox 26では、ホーム画面のデザインが新しくなり、よく利用するサイトや履歴、ブックマーク、リーディングリストなどにスワイプ操作で素早くアクセスできるようになった。また、Intel x86プロセッサを搭載したスマートフォンもサポートするようになった。

(三柳 英樹)