ニュース
ユミルリンク「Cuenote FC」不正アクセスの影響広がる、JR東海、りそなグループらが相次ぎ発表
インプレスのメルマガ配信にも影響の可能性
2026年10月27日 18:20
ユミルリンク株式会社の同社システムへの不正アクセスの影響が各社に広がっている。インプレスがユミルリンクに委託しているメール配信のシステムにも影響が生じている可能性があると報告を受けており、インプレスでも情報を発表している。
ユミルリンクでは、同社のメール配信サービス「Cuenote FC」のシステムが不正アクセスを受けたとして、19日に第一報を発表。この時点では5つのシステムに影響があり、メールアドレスを含む情報約900万件が漏えいしたと試算を発表していた。その後、10月26日に第二報を発表し、Cuenoteシリーズのポータル「Cuenote BASE」のシステムを含む50システムが不正アクセスの対象と判明し、漏えいした件数はのべ最大5162万8280件とされた。
編集部で確認できた情報では、第二報相当の情報を受けて情報漏えい、または漏えいの可能性を発表している企業およびサービスは、次の通り。件数は各社とも調査中としている。
JR東海・JR西日本・JR九州は、「エクスプレス予約」および「スマートEX」の利用者のメールアドレスなどの情報が漏えいしたと発表した。JR3社の発表では、漏えいした内容はメールアドレス、会員ID、氏名(カタカナ)、会員種別で、これ以外の情報、クレジットカード情報などが漏えいした可能性はないとしている。
りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行は、メール配信に利用している「Cuenote FC」への不正アクセスにより、利用者の情報が漏えいした可能性があると発表した。
毎日新聞社、バリューコマース、サイボウズ、アスマーク(D style web)はそれぞれ、メールマガジンなどの配信に利用している「Cuenote FC」への不正アクセスにより、利用者の情報が漏えいした可能性がある/高いと発表している。
SBI新生銀行では、「当行の利用環境は対象外であり、現時点で情報漏えいは確認されておりません」と発表している。
ユミルリンクの第一報時点で情報を発表していることを編集部で確認できた企業のうち、DNP(honto)、埼玉県(ぷらっとさいたま -スマート農業導入ナビ-)、NTTPCコミュニケーションズ、アイスタイルは、ユミルリンクより情報が持ち出されたとの報告を受けたと発表している。
野村證券では、金融機関等向けポートフォリオ管理ツール「i-Port」に関するメール配信を委託していたユミルリンクが不正アクセスを受け、メールアドレスなどが漏えいした可能性が高いとしたうえで、「i-Port」に登録されている利用者のポートフォリオなどの情報は漏えいしていないと発表している。
インプレスは10月27日、メールマガジンの配信に使用しているシステムが不正アクセスの影響を受け、情報漏えいの対象となっている可能性があるとユミルリンクより報告を受け、情報を公開した。
発表時点で判明している情報では、インプレスが登録していた配信先のメールアドレスと、一部配信先の氏名および会社名が対象となる。件数や対象となる配信サービスなどは調査中。対象者に対しては事実関係が特定でき次第個別に連絡を行う予定としている。
