「auひかり」向けにHDD内蔵のセットトップボックス、同時2番組録画可能


HD-STB

 KDDIは、固定回線の光ファイバーサービス「auひかり」向けのセットトップボックス「HD-STB」を6月2日より提供する。利用料は月額1365円で、レンタル制。

 今回提供される「HD-STB」は、「auひかり ビデオ・チャンネルサービス」の動画を受信でき、地上/BS/110度CSデジタル放送のチューナーも備えたセットトップボックス。約500GBのHDD を内蔵し、同時に2番組まで録画できる。録画可能時間は最高画質で約40時間、長時間録画画質で約500時間などとなっている。同製品は、モトローラの「VIP2060」がベースになっている。

 モバイル機器向けの機能としては、「mora for LISMO」で配信されている楽曲をUSB経由でauの携帯電話やウォークマンに転送できる機能を搭載。また、「LISMO Video Store」で配信されている動画をauの携帯電話に転送できる機能も用意されている。家庭用のビデオカメラで撮影した動画をauの携帯電話向けに変換して転送することも可能。なお、ビデオ・チャンネルサービスの動画やデジタル放送を録画したデータは、携帯電話に転送できない。

 「HD-STB」の接続端子では、コンポジット/RCAの入出力やD端子、HDMI端子、音声の光デジタル出力などがサポートされている。映像出力時の最大解像度は1920×1080ドット(フルHD)。USB、Ethernet(100BASE-T/100BASE-TX)も装備している。本体にはリモコンが付属する。

 大きさは311×70×276mmで、重さは約2.2kg。ACアダプターで駆動する。


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(太田 亮三)

2010/5/26 18:27