東京ゲームショウ、ネットの話題の中心は「モンハンポータブル3rd」


 ネットレイティングス株式会社は6日、9月に幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2010」に対するCGM(消費者生成メディア)の反応をとりまとめた。ゲームタイトルでは「モンスターハンター ポータブル3rd」に関する意見が多かったという。

 調査はブログやTwitter、掲示板など、ネットユーザーが書き込みを行うサイトが対象。9月16日から19日まで、これらのCGMで「東京ゲームショウ2010」が取り上げられた件数を「バズボリューム」として集計した。「2ちゃんねる」は調査対象には含まれていない。

 ゲームソフトタイトル別のバズボリュームでは「モンスターハンター ポータブル3rd」が443件で最も多く、以下は「アイドルマスター2」が204件、「逆転検事2」が124件、「ガンダム無双3」が111件、「船上のヴァルキュリア3」が103件と続いた。

 「モンスターハンター ポータブル3rd」を試遊したユーザーの書き込みには、「新種モンスターに苦戦したが楽しかった」という肯定的な意見が多かったほか、「モンスターハンターポータブル 3rd」仕様のPSP本体発売決定の記事や、コナミの人気ゲーム「メタルギア」とのコラボ発表の記事についての言及が多く見られた。

 また、「アイドルマスター2」に関しては、新たに登場した男性アイドルユニットの存在や、前作ではプロデュースできた女性キャラクターが今回プロデュースできなくなることに関する書き込みが多く見られ、前作のファンの間で物議を醸していたという。

ゲームタイトル別バリューボリューム

 ゲーム機別のバズボリュームの割合では、「PlayStation3」が28%と最も多く、次いで「PSP」が27%、「Xbox360」が20%、「ニンテンドーDS」が14%、「Wii」が11%と続いた。Xbox360は昨年の10%から倍増した。

 Xbox360のバズボリュームが増加した背景には、新規タイトル発表やXbox360のタイトルとしてリリースされる「アイドルマスター2」、プレイヤーの動きや声によってゲームの操作を行う新型インタフェース「Kinect」などの書き込みが多かったことが挙げられるという。

ゲーム機別のバズボリューム割合比較

 ネットレイティングスでアナリストを務める山田嶺氏は、「人気ゲームタイトル続編や新型インタフェースなどについての書き込み、東京ゲームショウ2010で発表されたトピック記事についてのリツイートが多くみられ、インターネット上でも例年以上の盛り上がりをみせていた」とコメントしている。


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(増田 覚)

2010/10/7 11:50