「ゼンリン電子地図帳Zi13」11月に発売、上位製品向け統計機能を新搭載


「ゼンリン電子地図帳Zi13」

 株式会社ゼンリンは8日、電子地図ソフトの最新バージョン「ゼンリン電子地図帳Zi13(ジー・サーティーン)」を発表した。発売日は11月19日で、「DVD全国版」は1万4700円、「DVD全国版アップグレード・乗り換え専用」が1万1550円。対応OSはWindows 7/Vista/XP。

 DVD-ROMとして供給され、ローカルPCにインストールして利用する電子地図ソフト。全国地図に加え、建物の形状判別が可能な市街地図(縮尺1000分の1)1303都市分を収録。市町村合併情報についても2010年6月分までを反映させた。「NTTタウンページ」掲載情報約1000万件分をもとにした事業所検索にも対応する。

 新バージョンの発売にあたって、製品ラインナップの整理・刷新が行われた。これまでは上位バージョンの別製品「ゼンリン電子地図帳Zi PROFESSIONAL7(3万1290円)」向け機能だった「データ展開モード」を「ゼンリン電子地図帳Zi13」に統合した。

 新機能を利用することで、住所、緯度・緯度、電話番号(タウンページ収録分)などが含まれたCSVファイルを読み込み、地図上にプロットできるようになった。統計データ値に応じたグラフ色の変更にも対応。ユーザーが作成した地域別売上データなどのさまざまな集計値を、グラフィカルに表示できる。

 また、地域版パッケージの販売を終了し、全国版に一本化した。地域版の購入者もユーザー登録を行えば、割安な「DVD全国版アップグレード・乗り換え専用」および「DVD全国版バージョンアップ」(ゼンリンオンラインショップ限定販売)が利用できる。

 一方、ソフトウェア面では地図色の変更機能を強化。書き込みしやすい「白地図」、行政区分をわかりやすく表示する「行政界強調地図」などに変更できるようになった。このほか従来からの機能として、位置情報付き画像の地図上表示、別売GPSレシーバーとの連携などに対応する。


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(森田 秀一)

2010/10/12 06:00