マピオン、地形の起伏がわかる「3D風地図」公開、山ブームのニーズ対応強化


 株式会社マピオンは27日、地図サイト「マピオン」において、地形の起伏をリアルな立体感で表現したというCGイラスト地図「3D風地図」を公開した。離島を含む日本全国をカバーしており、縮尺は全国図から1/8000まで8段階。地図ページ上から「3D風」ボタンをクリックすることで表示できる。

富士山仁徳陵古墳

 北海道地図株式会社の協力で作成された地図を採用。実用だけでなく、眺めて楽しめる地図の提供を目指した。衛星画像や航空写真にも勝るとも劣らない、CGイラスト地図ならではの表現力だとしている。

 具体的には、撮影時間や雲、影の影響を受けることなく全地域でシームレスに美しい景観が表現されているほか、田畑の種類や樹林の植生区分ごとに細かく配色が分かれているという。都市部でも、標高の高低差や坂道、土地の傾斜が判別できるとしている。

 マピオンではこれまで、ユーザーの要望をふまえ、登山道や林道、山小屋などの情報を地図上に多数追加してきたが、登山ブームの影響もあり山地図への期待がますます高まっているという。しかし、従来の地図で山の景観を表現するには限界があり、通常の地図とは別に「3D風地図」を公開することにした。


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(永沢 茂)

2010/10/28 06:00