「Firefox 3.6.12」「Thunderbird 3.1.6」公開、ゼロデイ脆弱性を修正


 Mozillaは28日、ウェブブラウザー「Firefox」に発見されたゼロデイ脆弱性を修正したバージョン3.6.12およびバージョン3.5.15を公開した。また、メールソフトの「Thunderbird」についても、同じ脆弱性を修正したバージョン3.1.6およびバージョン3.0.10を公開した。

 Firefoxについては、これまで発見されていなかった脆弱性を悪用する形の攻撃が確認され、ノーベル平和賞のサイトに攻撃が仕掛けられていたことが報告されていた。Thunderbirdについては、今回修正した脆弱性はメールやニュースグループの機能などには影響しないが、アドオンを通じて影響がある可能性があったという。

 Mozillaでは、この脆弱性に対処したFirefoxおよびThunderbirdの最新バージョンを公開。ユーザーにアップデートを呼びかけている。アップデートは、ソフトのヘルプメニューから「ソフトウェアの更新を確認」を選択することで、オンラインでの更新が可能。また、Mozillaのサイトからも最新版がダウンロードできる。


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(三柳 英樹)

2010/10/28 12:20