「Google Chrome 10」ベータ版公開、JavaScriptをさらに高速化
Googleは17日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の次期バージョンとなるGoogle Chrome 10(バージョン10.0.648.82)のベータ版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版が、Googleのサイトからダウンロードできる。
Google Chrome 10では、適応型コンパイル技術「Crankshaft」の採用によりさらに実行を高速化した新JavaScriptエンジンを搭載。ベンチマークテストによる比較では、Google Chrome 9と比べて66%の性能向上を実現したとしている。
また、動画再生にGPUを利用する機能が試験的に実装され、フルスクリーンモードの動画再生ではCPUの使用率が80%減少。パスワードの保存機能は複数台での同期に対応し、保存しているパスワードの確認や同期対象にするかを設定できる管理機能、パスワードデータを暗号化する機能を備えた。
このほか、設定用の画面がダイアログによる別ウィンドウ表示から、タブとして同じウィンドウ内に表示されるようになり、ウェブアプリケーションをバックグラウンドで利用する機能や、マルウェアのレポート機能、古いプラグインをデフォルトで無効にする機能などが追加された。
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(三柳 英樹)
2011/2/18 18:22
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