Twitterアプリケーションが100万種類を超える、エコシステムが拡大


 米Twitterは11日、Twitter登録アプリケーションが100万種類を超えたと発表した。同社は、Twitterを中心としたエコシステムの拡大と、ビジネスや投資家の注目を集めていることを指摘している。

 Twitterによると、1年前に登録されていたTwitterアプリケーションは15万種類だったが、最近になって100万種類を超えた。開発者の数は世界で75万人を超え、1.5秒に1つの新アプリケーションが登録されている。アプリケーションの種類は、アクセス解析、キュレーション、パブリッシャーツールなどにまたがっている。

 こうしたTwitterエコシステムの拡大に投資家たちも注目している。2010年12月以来、投資家たちがTwitterエコシステム企業に投資した金額は5億ドルを超え、関連企業買収に支払われた金額は10億ドルを超えたとしている。

 最近もブランドモニタリングツールを開発したRapid6が、米Salesforceによって3億2600万ドルで買収されたばかり。また今日、米DataSiftが600万ドルの資金調達を行ったと発表され、この傾向は継続している。

 エコシステムの拡大を重視しているTwitterは、新しく開発者向けポータルサイトを公開した。このウェブサイトはDrupalで構築されており、開発者向け最新ニュース、イベント情報、新APIの発表、開発者向けドキュメントなどが掲載される。検索機能が強化されているため、開発者向けメーリングリストのアーカイブの検索やフィルタリングが容易になっている。また、開発者向けフォーラムも用意されたほか、ドキュメントの質・量ともに充実させている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/12 11:24