3G回線でもOK、スマートフォン向け映像配信サービス「ひかりTVどこでも」開始


 株式会社NTTぷららは29日、スマートフォンおよびタブレット端末向けの映像配信サービス「ひかりTVどこでも」を発表した。同社が手がけている「ひかりTV」の派生サービスとして、8月1日14時より提供を開始する。ひかりTVの「お値うちプラン(月額3675円)」「ビデオざんまいプラン(月額2625円)」の契約者で、なおかつ特定のチューナー(レンタル料月額525円)を導入していれば追加料金なしで視聴できる。当初はNTTドコモからリリースされたAndroid端末5機種で視聴可能。今後、iPhoneなどにも対応機種を拡大していく。

 「ひかりTVどこでも」は、好きなタイミングで映像を視聴できるビデオオンデマンド形式のサービス。視聴にあたってはスマートフォン向け専用アプリを用い、3G回線もしくは無線LAN(Wi-Fi)経由でデータを受信。無線LANのある家庭内に加え、外出先でも映像を楽しめる。

 8月1日のサービス開始時点では、ひかりTVの「お値うちプラン」「ビデオざんまいプラン」用に提供中の見放題対象作品のうち、約2000本がスマートフォンおよびタブレットからの視聴に対応する。なお、端末での視聴にあたっては、回線の通信速度に応じて画質がSDやHDなどから自動選択される。

 具体的な作品ラインナップは、アニメが「もしドラ」「トランスフォーマー アニメイテッド」など。テレビドラマでは「イタズラなKissII ~惡作劇2吻~」「ねこタクシー」ほか。「妖怪大戦争」「戦国自衛隊1549」といった映画や、「プロジェクトX 挑戦者たち」などのドキュメンタリーも用意されている。

 「ひかりTVどこでも」の利用にあたっては、ひかりTVで「お値うちプラン」「ビデオざんまいプラン」を契約していることが前提。その上で、ひかりTV対応チューナーのうち「PM-700」「ST-770」「M-IPS200」「IS1050」もしくはひかりTV対応PCを利用していることも条件となる。ひかりTVのWeb会員登録(無料)も合わせて行う必要がある。

 対応スマートフォンおよびタブレットは、LYNX 3D SH-03C、REGZA Phone T-01C、Galaxy S SC-02B、Xperia SO-01B、Optimus bright L-07C。今後は、Android OS 2.1以降を搭載したその他のスマートフォン、iPhone、iPadにも対応端末を広げていく予定という。

 このほか、ひかりTVの導入にあたっては「フレッツ光」回線が必須。また「ひかりTVどこでも」視聴用として設定できる端末は5台までで、そのうち2台まで同時に視聴できる。


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(森田 秀一)

2011/7/29 17:03