毎日新聞、100年前の号外が読めるiPadアプリを公開


 エキサイト株式会社は24日、明治・大正時代に発行された号外を閲覧できるiPadアプリ「毎日新聞 号外」を公開した。App Storeからダウンロードできる。大正時代の号外は無料、明治時代末期の号外はアドオンとして1200円で販売する。

 毎日新聞の前身である東京日日新聞および大阪毎日新聞が明治(日露戦争時期)・大正時代に発行した号外と、当時撮影した写真を多数収録した。明治・大正期に起きた大事件を当時の報道がどのように伝えたかがわかる内容となっている。

 明治時代は「日露戦争始まる」「バルチック艦隊全滅」「ポーツマス条約」など28枚の号外と15枚の写真、大正時代は「関東大震災起こる」「皇太子妃が内親王を出産」など26枚の号外と8枚の写真を収録。興味を持った号外をTwitterやFacebookに投稿する機能も備える。

 アプリは今後、昭和期などの号外記事をまとめたパッケージを順次追加していく予定。歴史教科書では知ることのできない当時のリアルで鮮烈な印象を伝えるアーカイブアプリを目指すという。


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(増田 覚)

2011/8/24 15:41